ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

好きな人がいること (第8話・2016/9/5) 感想

好きな人がいること

フジテレビ系・月9『好きな人がいること』公式
第8話『運命の夜』の感想。



有名レストランとの企画に向けてのプレゼンテーションが1週間後に迫った。夏向(山崎賢人)はそのレシピ作りに集中していて、パティシエとして夏向と組む美咲(桐谷美玲)は、これが終わったら告白の返事をしようと決める。一方、千秋(三浦翔平)は、夏向と美咲の仲が気になる。試行錯誤しながらレシピを決めた夏向と美咲は、プレゼンに臨む。だが、試食したプロデューサー・大橋(池端レイナ)はこのままでは出せないと言い…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

もっとメイン4人の関係と距離感を、明瞭に描くべき

相変わらず、何かと花火が登場する本作。脚本家以上に演出家も仕事が面倒なのだろうか、と思えてしまう描写が多過ぎる。例えば、序盤での例の花火の直前、電話中の美咲(桐谷美玲)の部屋に冬真(野村周平)が突然に入ってくるシーン。

美咲は突然の真冬の入室に驚くのは美咲と真冬の関係やシェアハウスであることが良く分かる良いシーンなのだが、ここはもう一息「美咲が電話の内容を聞かれてないよね」って雰囲気を出すと、もっと描写が深まる。あれじゃ、良くある「お父さん、ノックぐらいしてよ」と同じ。本作は、こう言うあともう一息が雑。

そう言う雑なシーのあとに、お約束のような花火を直結して、今度は美咲と夏向(山崎賢人)の2ショットから、海辺のシーンをダラダラと。それに、今回はCM直前の編集が雑でブツ切れ。こう言う部分を丁寧に作り込むだけで、CM明けのシーンへの期待度が変わるのに。どうして、こうなっちゃうのだろう。

やっと普通のテレビドラマと、並べるようになった

さて、なぜ今回に限って、チラッと登場するすべての脇役をウザいキャラクターに演出するのか理解不能だが、全体としては、本作で描くべき3つの基本設定
 ● パティシェ
 ● レストラン
 ● シェアハウス
を織り交ぜながら、ストーリーを紡いでいこうと言う脚本家の意図(意思)は感じた。まあ、第8話でやっとそれを感じ出来た時点で時既に遅しだし、この時点でやっと普通のテレビドラマと並べるようになった程度のこと。

三角関係のドラマなら、美咲の魅力が足りな過ぎる

ただ、未だ描写不足なのが
 ● 三角関係
だ。正確に言うと2人のイケメンに翻弄される美咲の内面が、まともに描かれていないこと。夏向と千秋(三浦翔平)の部分も十分とは言えないが、美咲のフワフワした表面的な描写ばかりの状態に比べればマシ。

だって、三角関係のドラマって、奪い合う魅力のある登場人物がいてこそ成立するもの。ただの恋バナなら互いの気持ちの変化を描けば良いが、三角関係は違う。もっともっと美咲を共感し応援したくなる愛らしいキャラに描くべき。それなのに…

ストーカー千秋と、まんざらでもない美咲にがっかり

店を見上がる千秋から始まって、無言でケーキを作る美咲を凝視して、突然に美咲に背後から抱き付くって、これ美咲から千秋が見えてなかったから完全にホラー映画。でも、作り手は自分の本当の気持ちを抑えられない千秋を、情熱的に描いて大満足に違いない。恋バナでストーカーを演じさせられた三浦翔平さんがお気の毒過ぎる…

そして、抱きつかれてまんざらでもない表情の美咲を映すから、夏向とのカットバックも全然「実は夏向の知らない所で…」のハラハラドキドキ感はゼロ。で、予告編まで見ちゃうと、次回はまだ振り出しに戻るってのがわかっちゃった。今さらブレまくりの美咲を描いたら、また美咲の好感度が下がって、面白みも薄まるのに…

あとがき

どんでん返しとか予想外のことをやっていれば、視聴者が喜ぶと思っているんでしょうか。サプライズやフラッシュモブ演出だって好き嫌いは多いし、そもそも決めの1回で使うから効果がある。第8話にもなってブレる美咲を投入したら、兄弟愛まで崩壊する可能性まで想像出来ちゃう。このまま静かにまとめれば良いのに…

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


 

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
フジテレビ系ドラマ「好きな人がいること」オリジナルサウンドトラック
フジテレビ月9ドラマ「好きな人がいること」主題歌好きな人がいること(完全生産限定盤)(DVD付)/JY


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/8863/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
   http://dmesen.seesaa.net/article/441670879.html でも受付けております。


【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

好きな人が変わること(桐谷美玲)変わる(山﨑賢人)変わるよ(三浦翔平)心は変わる(菜々緒)

厄介な問題である。 心が変わることは恋愛において避けられない問題だ。 しかし・・・人間と言うものは他人の心変わりに対して厳しいものなのだ。 浮気者・・・変節漢・・・裏切り者・・・心変わりをすれば罵られるのが普通だ。 いつまで同じ人間とつきあってるんだ・・・いい加減新しい相手を探せよ・・・よく飽きない

好きな人がいること「運命の夜」

柴崎兄弟のわだかまりが溶け、『Sea Sons』の営業も元に、活気が戻ってきました。櫻井美咲(桐谷美玲)への夏向(山﨑賢人)の態度は相変わらず毒舌・冷淡ですが、冬真(野村周平)が厨房のアシスタントを始め、いい雰囲気に。美咲の目標、大橋尚美(池端レイナ)プロデュースで夏向と行うダイニングアウトに提供する料理のプレゼンを成功させるべく、夏向と材料に使う自然野菜を採りにいき、大収穫。奮闘して試作品...

好きな人がいること 第8話

千秋(三浦翔平)、夏向(山崎賢人)、冬真(野村周平)の3兄弟のわだかまりが解けて、レストランの営業も元に戻ります。 冬真が厨房のアシスタントを始め、店内は以前よりも活気に満ちていました。 専門学校の同級生で、冬真の彼女(?)の風花(飯豊まりえ)も来てくれていました。 そんな中、美咲(桐谷美鈴)は2つの課題を前にしていました。 1つは夏向と行う、レストラン同士が期間...

好きな人がいること 第8話

「運命の夜」 内容ようやく、夏向(山崎賢人)冬真(野村周平)のわだかまりが解け、店も美咲(桐谷美玲)を含め、3人で切り盛りをし始める。その様子を見つめる千秋(三浦翔平) 一方で、美咲は、夏向への返事に困り、若葉(阿部純子)に相談。そんなとき、冬真に連れ出され、皆で花火を楽しむことに。チャンスと思い、返事をしようとした美咲だったが、夏向は、ダイニングアウトのプレゼンのことで。。。。 敬称略...

好きな人がいること 第8話

好きな人がいることの第8話を見ました。 柴崎兄弟のわだかまりが溶け、Sea Sonsの営業も元に戻り、美咲への夏向の態度は相変わらずだが、冬真が厨房のアシスタントを始めたため、以前より活気に溢れていた。 美咲は尚美がプロデュースで夏向と行うダイニングアウトに提供する料理のプレゼンを成功させることと夏向の告白への返事をしなければならずにいた。 告白の返事は決まっている美咲だが、タイミ...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: