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とと姉ちゃん (第132回・9/3) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第22週『常子、星野に夢を語る』『第132回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
 本作は 8/25 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


石を投げ込まれる嫌がらせは続き、被害は社員全体に広がっていた。しかし、アカバネの仕業という確証がなく対処できない。そんな中、赤羽根(古田新太)がじきじきに「あなたの暮し出版」に乗り込んでくる。商品試験で酷評する事をやめるよう圧力をかける赤羽根に、常子は「決して屈しない」と戦う姿勢を見せ、追い返す。更なる嫌がらせを恐れる社員たちを見て、花山(唐沢寿明)は「ジャーナリストとしての誇りを持て」と鼓舞する
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

普通は「うちは何も無かった」でしょ?

アバンタイトルからホント雑だね。水田(伊藤淳史)の「僕が会社に行ってる間に…」の鞠子(相楽樹)の返答のこと。「今日は何も無かったと…」と答えるが、夫は花山(唐沢寿明)の家にも嫌がらせがあったから心配で切り出したのだから、ここは普通は「うちは何も無かった」でしょ?

「今日は」と言わせるから、その後の投石が先読み出来て面白くなくなる。残り1か月を切って、益々台詞の雑さが気になる。その原因の殆どが、物語を何が何でも先に進めたいがために、脚本家自身が台詞でネタバレしていること。お化け屋敷で「そこを右に曲がったらゾンビが出るぞ」と言ってるようなものだ。

引っ張るねえ

そして、唐突に抱擁。それも意外に長尺。これ、丁寧のつもりなのだろうか。そして、いつもの会議風景。しかし、引っ張るねえ。やっと土曜日になって赤羽根(古田新太)が乗り込んできた。これも丁寧?これも期待感ってこと?似たようなことの繰り返しと出版以外の話の盛り込み過ぎは、私丁寧とは感じない。

今やるべきは赤羽根退治でなく、クレーム対応では?

どうしても解せないのだが。既に常子(高畑充希)が「投石」を、アカバネ電気製造がやった「嫌がらせ」「卑劣な行為」と判断して反撃体制になっているが、警察が取り扱わないと劇中でも言っているように、基本的に証拠が何もない。視聴者にも「石を投げた人」は明確に映像化されていない。

むしろ、今週の流れを素直に捉えれば、「商品試験」の記事であなたの暮し出版を恨んでいる企業はたくさんあると推測するのが普通。だとしたら、常子たちはもっと広い目での「クレーム対応」を考えるべきではないだろうか?

これまで散々「性善説もどき」で裏切られたから…

なのに、上で書いたように何が何でも思う方向に話を進めたいがために、倒すべきラスボスは赤羽根憲宗と決めつけて進んでる。どうやら常子の「堂々と」の台詞から、脚本家は「性善説」で物語を構築しているようだが、そもそも視聴者がとっくにその「性善説もどき」でヒロインを始め、多くの登場人物に裏切られている。

そんな本作で、“正しいことをしている常子たちを応援しよう” みたいな流れにされても共感するのは難しくないだろうか。

花山の記事、あれで良いのかなあ…

今回紹介された花山の炊飯器試験の記事のあとがき風の部分だが、これって本当に公正公平な試験の評価と言えるのだろうか。評価って、純粋にその製品の良し悪しを正しく読者に伝えることで無いのか。これでは、製造者への申し入れと言うかダメ出し、感想のレベル。こんな記事で良いのかあ。

あとがき

来週も恋バナは続行且つ濃厚路線へまっしぐらですか。「嫌がらせ」の件も、そろそろ証拠を描いて決着つけたらいいのに。とにかく、声高にGOサインだけだして何もしない常子社長と恋愛をお楽しみ中の常子おばちゃまの話を混ぜるのは止めませんか?それなら、編集で可能でしょう。その方が面白いと思うんですけど…


5か月間、【非公開希望】と書いて誹謗中傷コメントを投稿するあなたへ
自分の意見があるなら、そして朝ドラが大好きで応援したいのなら、劇中の小橋常子や花山伊佐次のように、堂々と自分の言葉で自分の場所で書いて下さい。『とと姉ちゃん』は、毎朝そう言うことの大切さを描いていると、私には伝わっています…
※まだ、無くなりませんので、本日までテンプレにします。
※無関係は方には、誠に申し訳ございません。

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【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)
花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部
しずこさん 「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 (暮しの手帖 別冊)
大橋鎭子と花森安治 美しき日本人 (PHP文庫)
大橋鎭子と花森安治 戦後日本の「くらし」を創ったふたり (中経の文庫)
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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109 110 111 112 113 114
第20週『常子、商品試験を始める』
115 116 117 118 119 120
第21週『常子、子供たちの面倒をみる』
121 122
朝ドラ「とと姉ちゃん」の高い視聴率と増える厳しい意見の“ねじれ”を考える
123 124 125 126
第22週『常子、星野に夢を語る』
127 128 129 130 131

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【とと姉ちゃん】第132回(9/3土)感想と第21週視聴率

アカバネ電器製造の赤羽根社長(古田新太)、怖いですね(汗)どんな手でも使ってくる

とと姉ちゃん 第132回

ほんと、引っ張るよね。。。。 きっと、“丁寧”だと言いたいのだろうが。 同じようなことを繰り返したり、 無関係なことを盛り込みすぎたり。。。。 それって、“丁寧”ですか??

NHK朝ドラ【とと姉ちゃん】 第132回 感想

石を投げ込まれる嫌がらせは続き、被害は社員全体に広がっていた。 しかし、アカバネの仕業という確証がなく対処できない。 そんな中、赤羽根(古田新太)がじきじきに「あなたの暮し出版」に乗り込んでくる。 商品試験で酷評する事をやめるよう圧力をかける赤羽根に、常子は「決して屈しない」と戦う姿勢を見せ、追い返す。 更なる嫌がらせを恐れる社員たちを見て、花山(唐沢寿明)は「ジャーナリストとしての...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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