侠飯~おとこめし~ (第7話・2016/9/2) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『侠飯~おとこめし~』(公式)
第7話『豚の生姜焼きとポテサラで涙の“侠飯”』ラテ欄『絶品!豚の生姜焼き超柔らか&ジューシー秘密は“ハチミツ”!?ピリ辛(秘)ポテサラ!』の感想。
原作:福澤徹三による小説『侠飯~おとこめし~』シリーズは未読。
初めてキャバクラに連れてこられてはしゃぐ良太(柄本時生)の横で、火野(三浦誠己)とキャバクラ嬢のナミ(佐津川愛美)は険しい表情をしていた。この店で火野に情報を渡すはずの玉井(岩永洋昭)が、一向に現れないのだ。そこに、玉井の裏切りを知った別の組のやくざがやって来る。柳刃(生瀬勝久)は、玉井の恋人であるナミを良太のアパートにかくまうことにする。ナミの思いをくみ取った柳刃は、玉井の好物を彼女に振る舞う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本は清水匡氏、演出は榊英雄氏で、本作 初 のコンビ
脚本は、第2,5話担当の清水匡氏。演出は、第1,2,6話担当の榊英雄氏。と言うことで、本作 初 のコンビでの第7話。今回は最近になく第1話のようなクールな生瀬勝久さんの魅力全開の任侠映画スタイルでスタート。佐津川愛美さん演じるキャバクラ嬢のナミも、如何にも任侠映画っぽい上手い配役。第7話もいい感じの滑り出しだ。
恋に悩む任侠に惚れた女の話、任侠映画らしくて良い
物語は、男臭満載の中の紅一点・春菜(内田理央)がメインの前回に続いて、今回も女性キャラ中心で、しかも任侠の世界の恋のお話。こう言う流れも任侠映画の王道。どうやら今回は任侠映画らしさを活かしたテイストで攻めると言う作戦か。これまでと違った中盤の料理までの流れが、実に新鮮だ。
中盤以降の凝りに凝りまくった脚本、演出、演技が秀逸
どうやったら生姜焼きのタレのシズル感(食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」)やキラキラ感を撮れるんだろう。ポテサラの瑞々しさ、味噌汁の湯気のバランスも良いし。そんな気合いの入りまくった消え物(料理)のカットからの、柳刃(生瀬勝久)のレシピ解説。
今回新鮮に感じたのは、そのまま柳刃の “いい話” に行かずにキャバクラ嬢のナミの回想シーンに置き換えたこと。お陰で、「今度こそ好きな男のために美味しい生姜焼きを作る」と言うナミの決意と、火野(三浦誠己)が届けた “悲しい知らせ” のコントラストが実に素晴らしい。
最後は一人前の “任侠の女” になって出て行ったナミの背中が印象的。ラストの柳刃に当たるブルーの照明と良太(柄本時生)のオレンジのシャツが、まるでゆっくり水平線に沈んでいく太陽のような構図。巧い!
あとがき
いやあ、まさか深夜ドラマで、見応えのある任侠映画を観終えたような余韻が楽しめるなんて思いませんでした。「任侠×グルメ」が完全に融合した本作。予告編直前のシーンも手抜き無し。
さて、いよいよBru-ray BOXとDVD BOXの発売が決まりました。下のリンクからも予約購入できます。もちろん、私はあのシズル感のある料理を堪能したいので、Bru-ray BOXをポチッとしました。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
侠飯~おとこめし~ Blu-ray BOX(5枚組)
侠飯~おとこめし~ DVD BOX(5枚組)
テレビ東京 ドラマ「侠飯~おとこめし~」オープニングテーマ『i am hungry』エレファント・カシマシ
テレビ東京 ドラマ「侠飯~おとこめし~」エンディングテーマ『歩み』wacci
侠飯 (文春文庫)
★本家の記事のURL →
http://director.blog.shinobi.jp/Entry/8853/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
http://dmesen.seesaa.net/article/441584760.html でも受付けております。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
- 関連記事
-
- とと姉ちゃん (第132回・9/3) 感想 (2016/09/03)
- こえ恋 (第8話・2016/9/2) 感想 (2016/09/03)
- 侠飯~おとこめし~ (第7話・2016/9/2) 感想 (2016/09/03)
- 神の舌を持つ男 (第9話・2016/9/2) 感想 (2016/09/03)
- とと姉ちゃん (第131回・9/2) 感想 (2016/09/02)