侠飯~おとこめし~ (第6話・2016/8/26) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『侠飯~おとこめし~』(公式)
第6話『絶品!パスタ抜きパスタの侠飯!?』ラテ欄『パスタよりうまい!?ナポリタン焼きそば&超手抜きなのに絶品!(秘)玉ねぎポタージュ』の感想。
原作:福澤徹三による小説『侠飯~おとこめし~』シリーズは未読。
憧れのファッション誌の面接がうまくいき上機嫌で酔う春菜(内田理央)は、良太(柄本時生)の部屋で飲み直すと言って聞かない。帰ってみると柳刃(生瀬勝久)と火野(三浦誠己)は留守だった。良太は春菜と2人きりの状況にドキドキする。しかし、良太は緊張のあまりパスタをシンクにぶちまけて無駄にしてしまう。そこへ柳刃が帰ってくる。キッチンの惨状を見た柳刃は、春菜を引き留め、‘パスタ抜きの絶品パスタ料理’を振る舞う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
男臭満載の中の紅一点・春菜がメインで、新鮮味を注入
ついに、男臭満載の中の紅一点・春菜(内田理央)がメインの話がやってきた。それも、良太(柄本時生)の恋心に火が点いてあわやどうなるかって、完全にいつもの本作とは違う展開で中盤まで一気に惹き込んでくれた。
その上、いつもより柳刃(生瀬勝久)と火野(三浦誠己)の出番が少ない分を、アンガールズの田中卓志さん演じる “LOVEイリュージョン香川” が大活躍。普通はお笑い芸人がドラマに出ると雰囲気を壊すのだが、TKOのお二人も同様に本作は息抜き的にチラリと入れるのが上手い。
良太の"純情道"と柳刃の"任侠道"が、春菜の女心を動かす
とにかく、詳しくは書かないが今回の放送には、並々ならぬスタッフやキャストの手間がかかっているに違いない。しかし、そんなことを忘れさせるほどの良太の “純情道” と柳刃の “任侠道” が完全に合致して、春菜の女心を動かしたそんな爽やかで痛快な40分だった。
"1カット"に拘りまくった榊英雄氏の演出がお見事
それにしても、毎回真っ白なYシャツで料理をしても汁一つ飛ばさない柳刃の料理の腕前には痺れっ放しだが、今回はその柳刃の料理のシーンの中の1カットに痺れてしまった。
それは柳刃がフライパンにケチャップを入れる時、1カットだけ “フライパンの上の料理の見た目” で塗されるケチャップ舐め(越し)の柳刃が映るカット。あの1カットがあることで、本作が単なる料理紹介番組でなく、料理を作る人を描くドラマとして作られているのがわかる。
きっと、普通に料理を作る過程を撮影するだけでも大変だろうに、こう言う粋な演出を避けずに逃げずに手間暇かけて、編集をも考えた榊英雄氏の演出が見事だ。榊氏は本作の第1,2話だが、1カットの入れ方が上手い。今回では「ナポリタン焼きそば」を食べて「うまーい」と言う良太を天井から見下ろしたカットもそうだ。
あとがき
まさか、「偽物でも、料理次第で何にでもなる」に帰着させるとは。根本ノンジ氏の脚本もキレがあっていいです。とにかく今後も一部撮り直しなどで対応して放送を続けてくれるそう。次回も大いに期待します。
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