ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 (第7話・2016/8/23) 感想

フジテレビ・関西テレビ系・『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(公式)
第7話『毒物死へ誘うAID…比奈子の殺意』の感想。
なお、原作:内藤了による小説『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズは未読。
情報屋の藤川(不破万作)が何者かに殺された。藤川を利用していた東海林(横山裕)は、捜査から外され、内勤を命じられる。そんな中、都内で服毒自 殺が連続発生。被害者は4人とも20年以上も前に出回った同じ除草剤を飲んで死んでいた。被害者の遺書の内容から「AID」と呼ばれる人物が、自殺を手伝っていた可能性が高まる。捜査中、比奈子(波瑠)は、東海林に藤川を紹介した警官・原島(モロ師岡)に声を掛けられる。
上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
勘の良い新人刑事が、事件解決するだけで良いのに…
今回も発生した事件そのものは面白いし、レストランの店長・西連地 麗華(伊藤麻実子)も魅力的なキャラだし、交番勤務の原島(モロ諸岡)も怪しげでいい。だから、普通に刑事ドラマとして、勘の良い新人女性刑事がついつい単独捜査をやって事件を解決するストーリーにするだけで良いのに。
視聴率が右下がりだから、DVDの発売で元を取る作戦?
今回も、事件よりも比奈子(波瑠)の過去を描く。確かに中島(林遣都)も魅力的な登場人物だが、流石に尺を取り過ぎ。それと東海林(横山裕)絡みの場面やラストのお約束の助ける流れとか。視聴率が右下がりだか、らDVDの発売で元を取る作戦で、3人の出番を異常に増やしているとしか思えない。
比奈子と東海林が "細切れ&曖昧" 過ぎて興味が持てない
確かに、比奈子の過去が今回の事件と全く無関係とは言わない。ただ、東海林のこともそうだが、2人のことを “細切れ&曖昧” に描くことで、2つの失敗を犯してる。1つは、最も肝心な事件自体が切り裂かれて面白みが減ったこと。もう1つは、比奈子と東海林のこと自体も散り散りになって興味を持ちにくい状態になったこと。
比奈子の単独捜査が、放置されているのが気になる
そして、やはり比奈子の単独捜査(行動)が放置されているのが気になってしょうがない。あれだけ話をしている鑑識課の新人・真紀(佐藤玲)も連絡1つしないし、鑑識管の三木(斉藤慎二)を課総動員で探さないで、1人や2人は本件の方に行けって話。刑事ドラマとしての基本が出来てないから、事件が面白くても締まりがないのだ。
あとがき
波瑠さん、林遣都さん、横山裕さんファンでDVD発売で儲けたいのは良いとして、それがここまであからさまにドラマ自体のつくりに影響しちゃうのはどうでしょう?まずは、刑事ドラマとして基本の再構築をした方が…次回が第8話で最終章じゃ期待しても無駄か。あー、事件が面白いだけにもったいない。
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【これまでの感想】
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