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朝ドラ「とと姉ちゃん」の高い視聴率と増える厳しい意見の“ねじれ”を考える

突然にWeb拍手が増えてるのは、同志を探してる?

第119回の感想記事から、突然にWeb拍手が増えている。原因は不明だが、私と同様に、当初は期待していたものの、次第にその期待は裏切られ、放送も残り1か月ほどになってこの体たらくに嫌気がさしてはいるものの、ここまで来たら観るのを止めるのも癪だからどうしよう…と、同志を探しての来訪では?と推測している。

先週は、週間視聴率でも24.5%と最高記録を更新

とは言うものの、下記のような信じがたいニュースが毎日のように飛び込んでくる。

<とと姉ちゃん>視聴率24.9%と絶好調“星野効果”で高視聴率連発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000001-mantan-ent

常子(高畑さん)が15年前に別れた星野(坂口健太郎さん)と偶然再会するシーンがあった先週(第20週)17日の25.9%で、週間視聴率でも24.5%と最高記録を更新しており、ラブストーリーを絡めた展開に視聴率が上昇している。

本当に、みんな常子と星野の再開を喜んでいるのか。久し振りの常子の恋バナに胸キュンしているのか。甚だ疑問だ。そこで、ある統計に注目してみる。

NHKが、『とと姉ちゃん』の反響を分析している資料

それが、NHKが毎月発行している『視聴者対応報告』(※ダウンロードはここから:PDF約1.4MB)。だ。その『平成28年4月分』の「今月の注目ポイント」のコーナーに『連続テレビ小説「とと姉ちゃん」への反響』と言うのがある。まずは、下記の円グラフを観て頂きたい。

朝ドラ「とと姉ちゃん」高い視聴率と増える厳しい意見の“ねじれ”を考える

放送開始から4週間の平均視聴率が22%を超えて好調なのに対して、同4週間で寄せられた反響の内、「好評価」の3倍以上の28%が「厳しい意見」だったと言う事実。これをこの報告書では自己分析している。

第1週から第4週で、倍増した「厳しい意見」

まず、このグラフを私なりに分析すると、第1週は「好評価」が91件、「厳しい意見」が134件と、“第1週から期待外れ感漂う” 視聴者が多かったってことだろう。

朝ドラ「とと姉ちゃん」高い視聴率と増える厳しい意見の“ねじれ”を考える

しかし、第2週になると「好評価」と「厳しい意見」が共に半減しその分「問い合わせ」が倍増している。これは “おいおい、どうなってるんだ!” の怒りの声の数にしか見えない。

そして、第3週は「好評価」が減り、「厳しい意見」が増え、「問い合わせ」も激減すると言う “完全な諦めムードへ突入開始” の数字だろう。そして、第4週は第3週の傾向を更に推し進めた感じ。これは、当時の私の気持ち、感想記事の内容とほぼ同じ傾向を示している。

あの『まれ』をも超える、「厳しい意見」の増加量

しかし、NHKの調査資料はこれで終わらない。直近3作品と『とと姉ちゃん』を比較しているのだ。まず、このグラフは、私とごく一部の視聴者の中で、『あまちゃん』以降で最悪の仕上がりだった『まれ』との大胆な比較。『まれ』がスゴイのは4週間で平均して32.75%の「厳しい意見」を頂いていること。もの凄い負の安定感だ。

朝ドラ「とと姉ちゃん」高い視聴率と増える厳しい意見の“ねじれ”を考える

『とと姉ちゃん』の「厳しい意見」は、平均でも『まれ』の約1.5倍の50.25%。更に注目すべきは第1週と第4週で倍以上の数値になっていることだ。因みに『あさが来た』と『マッサン』と比べても、『とと姉ちゃん』の「厳しい意見」の増加量には、驚くしかない。

そして、もっと驚かされるのは、この『視聴者対応報告』の『5月分』、最新号の『6月分』では、一切『とと姉ちゃん』に触れていないことだ。数値が改善されていれば、間違いなく書いて当然のこと。それが書かれていないと言うことは想像に難くない。

落合Pの発言は、視聴者を馬鹿にし過ぎてる

これまでも多くのブログ等でも紹介されてきた、NHKプロデューサーの落合将氏のインタビューにその答えの一片がある。

「とと姉ちゃん」Pに聞いた、なぜ「暮しの手帖」や大橋鎭子や花森安治はモデルでなくモチーフなのか(木俣冬) - 個人 - Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimatafuyu/20160813-00061063/

「基本的にそんなに差はないと思います。簡単にいうと、朝ドラは、多少コメディタッチにデフォルメしています。朝からあまり重いものは敬遠されるし、より多くの方が見やすく、楽しんで観て頂かねばならないので。題材の事実と多少距離感が必要になるんです。」

「花森安治と大橋さんという人は、日本でほとんどの人が知らなかったと思いますが、2016年の今こそ知らしめないといけないふたりだったという気がします。」

落合Pが視聴者を馬鹿にしているのは、多くの日本人は『暮らしの手帖』が全盛期の1970年代には100万部超のベストセラーな国民的雑誌なのは知っていても、花森安治さんと大橋鎭子さんの2人は知らないから、題材の事実と多少距離感をとっても平気でしょ」って考え方。

これ、若者向けに「雑誌づくり」をベースに面白可笑しく作れば良いと言ってるのと同じこと。しかし実際は30歳代半ば以降の人なら、『暮らしの手帖』が他の雑誌と違うこと、もっと上の世代なら親がいつも読んでいて家の中にいつもあった身近な真面目な雑誌だし、70歳以上なら正に『暮らしの手帖』と共に生きた世代。

朝ドラだって、しっかりと人間ドラマを描くべき

図録▽NHK朝の連続テレビ小説平均視聴率の年度別推移』を見ると、朝ドラの視聴者の半分以上が50歳以上のようだ。だとしたら、花森安治さんと大橋鎭子さんを知らなくても、『暮らしの手帖』がどんな雑誌かは重々承知の世代。そしたら、むしろ「朝ドラで取り上げるなら出版した人たちのことを知りたい」と思うのが普通では?

朝ドラ「とと姉ちゃん」高い視聴率と増える厳しい意見の“ねじれ”を考える

『とと姉ちゃん』の視聴率の高さを「『あさが来た』の視聴習慣も大きい」と言い放つ落合P。おいおい、NHKは視聴習慣の上に胡坐をかいてるって言っているようなものではないか。だから、批判的な意見に対する回答はする必要がないと言うのか。

※文中の図表は、「視聴者対応報告平成28年4月分」より無断借用。

あとがき

例え、NHKが答えなくても、反応がなくても、結果的に観ている自分が視聴率を上げているとしても、受信料を支払っている者として、テレビドラマを愛する者の一人として、これからも言わせて頂きます。

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109 110 111 112 113 114
第20週『常子、商品試験を始める』
115 116 117 118 119 120
第21週『常子、子供たちの面倒をみる』
121 122

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