とと姉ちゃん (第119回・8/19) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第20週『常子、商品試験を始める』『第119回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。


常子(高畑充希)は本格的な商品試験を行うため、規模を拡大し、ビルの1階に実験室を開く。花山(唐沢寿明)は、改めてこの商品試験こそが、暮らしを守るための我々の使命であると社員を鼓舞する。常子は将来的に電化製品を見据え、まず歯ブラシを取り扱うことに。顕微鏡でブラシを一本一本調べたり、執ようなまでの奇妙な試験の数々。3か月の試験を終え、結果をまとめたあなたの暮しが出版される。社運をかけた企画の命運は…?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

あらすじにもない話に、4分間も尺を割くのは間違ってる

前回に続いて、閉店後の夜の店に、他人の子供を連れてきて挨拶させる常識知らずの常子(高畑充希)もどうかと思うが。前回の感想(あまりWeb拍手は頂けなかったが)で、来週まで星野(坂口健太郎)が登場すべき理由を書いた通りに、4分間もたっぷり星野の話。

上のYahoo!テレビのあらすじにも登場しない人物のエピソードを約1/3も費やす必要があるのか。なぜ、前回で前振りしたビルの1階を借りての商品試験の実験室づくりをまず最初に描かないのか。本作は、描くべきことを後回しにして、無駄なことに時間を割く傾向が強過ぎる。これが本作がつまらない原因の1つ。

また「騒動至上主義」で、何を描いてるのか見えない

今回の水田(伊藤淳史)の発案も順番が逆。資金を投入して実験室をつくるのなら、まずどんな製品や商品を取り扱うのかを会議してから、測量機器などの仕様を検討するのが本筋。それを実験室づくりと言う “騒動” を最初に描くから、オチの「歯ブラシ」がしょぼく見えちゃう。

結局、この順番が逆な脚本によって、ただ「誰もが毎日使う」と言う単純な理由で選んだ「歯ブラシのテスト」がウケて、雑誌がたくさん売れましたってだけの話。前回までに描いていた話の続きとして、検査会社抜きでやってどうだったのか、何のために試験をやるのか、その辺までも益々不明瞭になった。

この15分間のどこが『とと姉ちゃん』なのか?

今回の試験も、終盤の最初の2分で、みんなで歯磨きをしているカットを重ねて顕微鏡を覗いただけ。全然試験の困難さなんて伝わってこない。その上、目玉企画も「大詰めを迎え」と語るだけで何をしているのかさっぱりわからずじまい。そして残りの2分で、雑誌の見開きを見せて、花山(唐沢寿明)が満足そうに頷くだけ。

そして「評判となり」の語りだけで儲かってる会社を描いて終了。これ、何を描こうとしているのだろうか。常子が経済的に成功するまでの物語なのか、出版社が儲かる話なのか、大人気の雑誌誕生秘話なのか、全く見えてこない。この15分間のどこが『とと姉ちゃん』なのか、脚本家に聞いてみたい。

あとがき

初めて自分たちの手で商品試験をやる放送尺より、脇役との再会の放送尺の方が長いのは明らかに間違ってます。どうせ、また常子と星野の再会は来週もあるのですから(名刺交換の前振りがありました)、きちんと商品テストを描くべきでした。だって、今週のサブタイトルは『常子、商品試験を始める』なのですから。

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109 110 111 112 113 114
第20週『常子、商品試験を始める』
115 116 117 118

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