はじめまして、愛しています。 (第6話・2016/8/18) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『はじめまして、愛しています。』(公式)
第6話『実母の影』の感想。
美奈(尾野真千子)と信次(江口洋介)は、ハジメ(横山歩)を幼稚園に通わせる。そんな中、ハジメが遊戯会の練習中に他の子を押し倒してしまった。マリ先生(大西礼芳)によると、いじめを止めようとしてもみ合いになったらしい。信次は先方に謝罪の電話をするが、納得できないハジメから、同じことがあったらどうすればいいかと尋ねられ、2人は言葉に詰まる。真知(余貴美子)に相談した美奈は、虐待された子はいじめに対する怒りが強く、見て見ぬふりを強要すればトラブルを起こしかねないと聞かされる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
大人こそ楽しめる、家族の在り方を問うファンタジー
前回は、美奈(尾野真千子)の「夢破れたピアノ教師」と言う設定が花開いた。そして、今回は梅田家がピアノ教室を開き、音楽好きな一家である設定が、ハジメ(横山歩)の成長に反映された、家族の在り方を問う感動の物語。
特に、「子どもは何をするかわからない」ことと「音楽は奇跡を起こす」と言う子育てと音楽を見事にベースに置いて、ハジメのピアノ演奏を歌だけで、登場人物すべての人生を変えるチャンスとを与えた若干欲張りな構成。
しかし、うまい具合にエピソードを詰め込んだお陰でリアルさが後退して、鼻につかない程度にファンタジーさが前に出て、ハラハラドキドキしつつも “大人が楽しめる養子の親子が本当の親子になるために奮闘するファンタジー” に仕上がりつつあると思う。
折り返しの第6話としても上出来。「第二章」に期待
ただ、かなり台詞が多くて映像的な面白みに欠けたのは残念。また、登場人物全員と言っても、流石に巧(速水もこみち)と介護士(岡本玲)まで絡めるのは、ちょっとやり過ぎ。
ただ、全何話か知らないが折り返しの第6話としたら、ここできちんと美奈と信次とハジメの変化と成長と今後への変化の予感を見せるのは良いことだし、ダラダラと全員を引きずるのも良くない。
ましてや、終盤でハジメの生みの親と名乗る黒川月子(富田靖子)の登場で、本作も次回から「第二章」へ途中を感じさせたのだから、全体を若干うまく纏め過ぎた感じは否めないとは言え、脚本家の作風を考えると、実に一般ウケする方向に上手に展開している。さて、遊川流にまたぶち壊しが始まるかどうかが見所だ。
あとがき
完全に一つの「世界観」を創り上げちゃいましたね。お陰で特別養子縁組と言うシリアスなテーマを上手い具合にオブラートに包んで、視聴者に理解させようと言う意図があるような。リアリティーを求める人には不向きかもしれませんが、子無し家庭の身としては、この位のファンタジーが観易いです。次回にも期待します。
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テレビ朝日系木曜ドラマ『はじめまして、愛しています。』主題歌:理由/槇原敬之
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