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とと姉ちゃん (第118回・8/18) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第20週『常子、商品試験を始める』『第118回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。


常子(高畑充希)と花山(唐沢寿明)は、検査機関の抗議を受け、実名を伏せることを余儀なくされる。二度と同じ悔しさを味わわないよう、自分たちだけで全ての試験をすることを常子たちは決断する。そんな折、常子の元に、星野(坂口健太郎)が息子の大樹(荒井雄斗)と娘の青葉(白鳥玉季)を連れて現れる。その後、キッチン森田屋を訪ね、宗吉(ピエール瀧)たちとの再会を喜ぶ星野。常子はほほえましくその様子を見つめるが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

回想シーンの編集は上手かった。でも本末転倒だ

おお、今日は「総集編」のためのお勉強の日だろうか。5分過ぎに挿入された第15週『常子、花山の過去を知る』の第90回(7/16放送)で、常子(高畑充希)と花山(唐沢寿明)が意気投合するのを数分間で描いて物足りなかったあのシーンを、まあ上手く編集したものだ。

例の常子の「できますよ、私となら」と何の根拠もない強気の台詞が話題になったあのシーンの中盤をバッサリ切って前半と後半を直結。当時は「単なる傲慢な常子」にしか見えなかった台詞が、今回の回想では「芯のある社長の過去」に見えた。

取り敢えず、編集は上手い。ただ、第90回の時も今回と同じ印象に描くべきだった。本作はこう言うことが多い。常子アゲをしたいがために、常子に余計な台詞を与えることで、実は逆に常子サゲになってるってことが。これを無くすことこそ、連ドラを描くことで一番重要なのに。

今回の放送で気になった「2つ」のこと

今回の感想は、上の編集の上手さに免じて、いつものこき下ろしを止めて前向きに書いてみる。今回の15分間を見て気になったことが2つある。

 ● 土曜日が月曜の前振りとしたら、木曜日に何も起こらなすぎること
 ● なぜ、今さら常子の「味方」でない星野を登場させたのか

1つ目は簡単。毎週だいたい土曜日は月曜の前振りだから、今週の本編は残り2日間しかない。では、今週4日間の内容はどうだったか。

そして木曜日の今日は、その記事は既に発刊済みで今後本格的に自社で商品試験をすることが決定。

 ● 月曜日:戦後の好景気で物があふれ始めたこと。
 ● 火曜日:ミシン事故を発端に石鹸の商品試験を記事にすることが決定。
 ● 水曜日:検査結果をどうするかの悪戦苦闘。
 ● 木曜日:今後は自社で本格的な商品試験をすることが決定。

石鹸の商品試験と出版までが2日間(正確には3日間)を費やしたのだから、次の商品試験のくだりを今週いっぱいで描くのは、流石の本作でも無理矢理過ぎる。だとすると、やはり私が期待しているように、次週も商品試験のネタで編集過程は描かれるのではないかと想像するのだ。

なぜ星野が今週に登場したのか?

さて、もう1つの疑問。上の4日間の内容を見ても、星野(坂口健太郎)一家が登場しなくても、十分に成立する内容。それに、なぜ星野が今週に登場したのか?

第107回(8/5)の感想で、 “本作の登場人物は男性女性に関わらず、常子の敵か味方かのシンプルな関わりで描かれる。そして、常子の敵は物語から退場し、常子の敵は小橋家に利用される。敵は無視して、味方だけ残すこれが本作の脚本” と書いた。当時の常子にとっての「味方」は「仕事」だから、星野は「敵」。

星野は、常子の「敵」か「味方」か?

だから、星野は物語から退場させれた。でも、思い返して欲しい。森田宗吉(ピエール瀧)と照代(平岩紙)、東堂チヨ(片桐はいり)、中田綾(阿部純子)らの代表的な「常子の味方」も実は一度退場して、再登場するととことん利用されると言うパターンなのだ。では、星野は「味方」に変身したのか?

それは有り得ない。あるとすれば、常子と結婚する時だが、常子は一生独身と言う設定と言われているから、やはり「敵」のまま。では何のために登場するのか。本作の重要な役柄に「常子アゲ要員」の存在がある。とにかく、常子はスゴイと見せるための脇役だ。

星野は、常子の女らしさを描く「常子アゲ要員」だ

実は、「虫の兄ちゃん」も常子の女性らしさを描くための「常子アゲ要員」だったのだ。だから今回も間違いなくそうのはず。では、どうやって「常子アゲ要員」のお役目を果たすのか。そのカギが、妻が亡くなっていて2人の子供がいると言う設定に答えがあると想像する。今日は、お手伝いさんもいなかったし…

おそらく、星野が次の商品試験に何らかの形で関わるはず。商品提供なのか実験の手伝いなのか。そして、忙しい星野に代わって常子が子供たちの面倒を見るってわけ。そして、今日も上手く行った回想を巧みに使って、「私も結婚していたらこんな家庭を持っていたのかも…」とおセンチな常子を描く。そして星野は退場。さて、どこまで当たるか?

あとがき

いくら脚本家が雑誌編集だけではつまらないと言ったとしても、本作で雑誌編集を描かなければ何を描くんだって話ですよね。花山(唐沢寿明)の居場所もなくなってしまいます。だから、ついに三姉妹最後の恋バナとして、実らぬ恋って感じで常子を描きつつ、商品試験の困難さを更に次週描く。いや、描いてほしいんです。

今回はいつもと違った感想になりましたが、私はまだまだ見捨てません。ただ、先読みするくらいしか今日の15分間の内容がなかったのも事実です。この1か月はそれまでより良くなってます。だからこそ、巻き返しに期待します。

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109 110 111 112 113 114
第20週『常子、商品試験を始める』
115 116 117

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