とと姉ちゃん (第114回・8/13) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』『第114回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。


鞠子(相楽樹)と水田(伊藤淳史)の結婚式が始まった。皆が歓談する中、原稿を手にぶつぶつと何かをつぶやく常子(高畑充希)。宗吉(ピエール瀧)に頼まれ、鞠子の父親代わりとして最後に挨拶することになっているのだ。そんな中、上司である花山(唐沢寿明)の挨拶が始まると常子の顔が青ざめていく。花山と同じ様に、常子も味噌汁を使って二人の人生を話そうとしていたのだ。動揺する常子をよそに、宗吉が常子の名前を呼ぶ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

頼まれ仲人、司会、乾杯発声まで全部宗吉頼み…

アバンタイトルの冒頭から違和感だらけ。宗吉(ピエール瀧)が頼まれ仲人役を司会を兼任しているのも “家族的披露宴” とは言え違和感があるが、それ以上に乾杯の発声までやったのは、明らかにやりすぎ。見たこともないご近所さんから1人選んで撮影したら良かったのに。ただただピエール瀧さんがお気の毒なだけ。

花嫁姿の鞠子が、114話中で最も下品って?

本作の主題歌・宇多田ヒカルさんの「花束を君に」に “普段からメイクしない君が薄化粧した朝” の歌詞がある。実に素敵な歌詞なのだが、今回の花嫁で折角の歌詞も台無しになった。常子に比べればの次元として鞠子(相楽樹)は成績優秀で品があると言う設定だったはず。

なのに、今回の披露宴の席での花嫁の鞠子は、これまでで一番下品。真っ赤な口紅を点し口元はずっとだらしなく、歯を露わにしてニヤけてる。花山(唐沢寿明)の挨拶を聞く時も、「何言ってるの?」的な怪訝な表情。小説かを目指していた鞠子なら十分理解可能のはずなのに。

味噌汁のネタは、既婚者が言うから説得力のある…

そして、花山とスピーチネタが被って動揺する常子(高畑充希)が、花嫁より鮮やかな勝負色の青い振袖で登場。普通なら花山を凝視する仕草もコミカルで微笑ましく見えるのだが、ここは嫌味にしか見せないのが本作の安定感。

で、何千ものスピーチを聞いてきた披露宴のプロとしての意見なのだが、味噌汁のネタは既婚者が言うから説得力のある話。35歳独身女性が言っても「ネタ本」を丸暗記した感じになる。事実、常子はカンペ持参で挨拶に臨んでるし。

結局、脚本家の笑いのセンスの無さが生み出した場違いエピソードが、その直後の長女として社長として家長としての、それなりに感動的な妹へのメッセージを台無しにした。

なぜ「鞠子をよろしくお願いします」と言わせないのか?

水田(伊藤淳史)の返答も素直で良かった。でも、あの場面で常子が言うべきは「ありがとうございます」でなく「鞠子をよろしくお願いします」でないと、いつもの常子の上から目線、横柄な態度になってしまう。いや、実際に私には「不束な妹ですがよろしくお願いします」の気持ちは全く伝わってこなかった。

前回での嫁入り前夜の鞠子の家族への挨拶に続き、三姉妹から初めて嫁入りする妹への感謝と祝福の言葉も、感動や涙と真逆の不自然さや違和感だらけのシーンにしてしまう本作の脚本、演出、演技はどうしようもないところまできているようだ。

あとがき

あー、やっと終わった。やっと一人片付いたって感じ。そして、次週は久し振りに星野武蔵(坂口健太郎)が再登場。でも、常子は一生独身と言う設定であることは、放送前から噂になっていたので、星野は子供たちを連れて遊びに来る程度でしょう。何せ、常子の味方はとことん利用され、味方以外は登場と退場を繰り返すだけですから。

さて、物語はついに「商品試験」に進むようです。これもやっとって感じ。そして、「アダモちゃん」ことお笑い芸人の島崎俊郎さんが『とと姉ちゃん』に出演してますね。島崎さんの公式ブログによると、「最終回近くまでちょこちょこ出て」とあります。ピエール瀧さんのように常子女王にとことん利用されるんでしょうね。います

また、前回の嫁入り前夜のシーンでのおかしな部分について、拍手コメントへ返信 (2016/8/12の分)で回答しましたので、よろしかったら読んでみて下さい。いよいよ夏本番。皆様もご自愛下さいませ。そして、次週もよろしくお願いします。

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109 110 111 112 113

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内容は、省略 もう、ほんと。。。無茶をするよね(失笑) きっと、そういうセリフが出るような“コト”があったし。 そういう人間関係などが、あったのだろう。 が。 今作は、それが、ほぼ描かれていない。 ほとんどが、視聴者の好意的な脳内補完にしか過ぎない。

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