家売るオンナ (第5話・2016/8/10) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『家売るオンナ』(公式)
第5話『独身女に家爆売り!女一人で生きてみろ!GO』の感想。
庭野(工藤阿須加)は、自宅購入を希望するフリージャーナリストの詩文(ともさかりえ)に応対。一方、万智(北川景子)は、美加(イモトアヤコ)がポスティングしたチラシの物件を見たいという出版社の校閲部員・歩子(山田真歩)を案内する。その後、同じ部屋を内見した詩文も買いたいと言い出すが、一足違いで歩子が契約してしまう。しかも、詩文と歩子は、仕事を通じての顔見知り。歩子を見下す詩文は、庭野に何とかしろと迫る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今回は、万智の独壇場までの経過を相当工夫した構成
今時の出版社に外部の人間がズカズカと入るなんて…と思うなら、凶悪犯がシートベルトをきちんと着用して車で逃走するする今時の刑事ドラマも否定しなければいけないから、今回のその他の突っ込みどころはスルーしておく。
と言うか、そんなどうでも良いようなディティールよりも、課内のエース社員・足立(千葉雄大)でなく、営業成績は下から2番目の庭野(工藤阿須加)が先制攻撃をして万智(北川景子)をギャフンと言わせると言う、これまでの万智の独壇場までの経過をかなり捻って工夫した構成を見るべき。
既成の価値観に縛られた2人の女性客の心を一度に解放
また、美加(イモトアヤコ)を前面に?と若干鼻につく部分はあったものの、万智の先輩としての接し方を、庭野には指導と育成、美加には忠告と助言、と使い分けているため、真面目な庭野と対照的な美加が、全体の笑いのアクセントになった。そして何より万智がただのパワハラでないことをしっかりと見せたのが良い。
一方、庭野が万智から聞き出した「万智の波瀾万丈な人生」と、そんな人生を歩んできたからこそ培われた「独特の人生哲学」を、さりげなく挿入したのも上手い。特に万智と似たようなタイプの客・詩文(ともさかりえ)を配置した上で、既成の価値観に縛られた2人の女性客の心を解き放った過程が実に痛快だった。
あとがき
ゲスト俳優のキャスティングまでピッタリだし、笑いあり涙あり励まされたりのお仕事ドラマにちゃんとなってます。前回は婚活パーティで万智の結婚観を、今回は雨宿りで万智の人生観を上手に描いてますね。万智の家を売る姿勢と同じで、物語が押しつけがましくないのも安心して観られる理由です。次回にも大いに期待します。
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