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とと姉ちゃん (第111回・8/10) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』『第111回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。


平塚らいてう(真野響子)からの原稿を無事受け取り帰社した鞠子(相楽樹)は、原稿を読んだ花山(唐沢寿明)から、すばらしい言葉を書かせたと褒められる。仕事に一区切りつけられたと感じた鞠子は、その帰り道、水田(伊藤淳史)にプロポーズを受けることを伝える。水田が小橋家に結婚の挨拶に行くと、常子(高畑充希)たちも大喜びで二人を迎える。早速結婚式の準備を始めた水田と鞠子は、花山に媒酌人を依頼するのだが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

サブタイトルの部分は、前回と今回の6分で終了

前回の感想にも書いたが、本作初と言える登場人物が頑張るエピソード。未だに、こう言うのをまず主人公の常子(高畑充希)で見たかったのが本音だが。しかし、鞠子(相楽樹)の頑張る姿に加えて、花山(唐沢寿明)が鞠子を評価するところまでしっかり押さえたのは評価する。

ただ、『鞠子、平塚らいてうに会う』のサブタイトルの部分が、前回の15分間と今回の6分で終了なのはたいへん残念。せめて週の半分の3回分位は費やしても良かったのでは?

準主役級の "頑張り" と "結婚" が、1週間では短すぎる

中盤以降の9分は、もう鞠子の結婚話へ方向転換してしまった。ここで考えてしまうのが、今日は何の日?何曜日?ってこと。祝日前の水曜日だ。朝ドラのお約束として、祝日は視聴者が少なくなるから物語はあまり進めず、土曜日はほぼ次週のネタ振りだ。ただ、いくら鞠子が脇役でも、一応主人公の妹。劇中では準主役級。

だとすると、今回は特別に土曜まで「鞠子週」のはず。で、過去の脚本家の作戦からすると、今回のラストが小橋家への挨拶だから、次回は水田家への挨拶で軽~い寸劇、金曜日が結婚式前日の例の「今までお世話になりました」、土曜日が結婚式本番。そして月曜は一気に時間経過。まっ、こんなところだろう。

因みに、脇役中の脇役だった森田屋の娘・富江(川栄李奈)のデキ婚の話だって、第63,64,64回と水~金曜日の3日間放送した。それと同じかそれ以下では単純にバランスが良くない。確かに求婚は先週から描いてはいるが、やはりここは今週は鞠子の仕事編、来週を『鞠子、結婚する』で良かった。

あとがき

それにしても、折角「衣食住」を描いたのですから、ここは鞠子を利用して「仕事」と「結婚」をしっかり描けば良かったのでは?それなのに、今回の15分を見ても、エピソードを盛り込み過ぎて、強く印象に残ってるのは、オーバーアクションで称賛する花山と、宗吉と照代の夫婦漫才。

正直、ヒロインもその妹も完全に3人の影に隠れてしまった。こうなってしまう脚本の構成と演出が本作の問題点。メリハリを付ける部分のおかしさと、先に書いたエピソードの盛り込み過ぎで、何を描き魅せようとしているのか伝わってこないこと。やはり、脚本も演出もそして演技も、プロなら「引き算」で魅せて欲しいです。

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しずこさん 「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 (暮しの手帖 別冊)
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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109 110

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とと姉ちゃん 第111回

内容ようやく、平塚らいてう(真野響子)に会うことが出来た鞠子(相楽樹)は、掲載する原稿についての提案をする。すると、らいてうから、思わぬ提案そして考えを聞き。。。。 らいてうの提案を常子(高畑充希)らに了承してもらった鞠子は、原稿を花山(唐沢寿明)に確認してもらったところ。。。。。 敬称略 えっと。今回は、水曜だね。 前回と、今回の序盤で、 花山の評価の部分まで含めて、 鞠子...

太陽になる>『とと姉ちゃん』第111話

平塚らいてうが「お汁粉」と言い出した時 常子がかつて星野さんと 「お汁粉」デートを重ねていたのは もしかして今回と何か関連が? …と、一瞬そんな考えが頭を過ったのだけど 平塚らいてうが「お汁粉」の原稿を書いてくれた との鞠子の報告を聞いても 星野さんとのことを全く思い出さない常子を見て ここまで来てもまだ ほんの少しでも このドラマに期待をしてしまっている...

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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