とと姉ちゃん (第110回・8/9) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』『第110回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
予定していた原稿に突然穴があき、騒然とする編集部。鞠子(相楽樹)は、平塚らいてう(真野響子)に原稿を依頼してはと提案する。信頼している編集者としか仕事をしないというらいてう。鞠子は門前払いを受けるも、担当編集者の元に何度も足を運び交渉を続け、やっと会うことができたらいてうに『青鞜』で自分が感動した様な女性に向けての言葉を寄稿してほしいと依頼する。しかしらいてうが提案してきたのは意外な内容だった…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
鞠子でなく、常子の "頑張り" に仕立てれば良かったのに…
今日は(も)、簡単感想で。
今回の鞠子(相楽樹)が平塚らいてう(真野響子)が原稿を依頼するくだりだが、花山(唐沢寿明)が常子(高畑充希)の編集方針に反対して退社した直後に、常子自身の “行動力” と “気遣い” を表現するエピソードの1つとして、常子にやらせたら良かった。
ただ、その場合は、寄稿の許可が出るまでの過程に、常子らしい社長としての “気遣い” をもう少し加える必要があるが。
でも、やりようによっては、常子の雑誌編集への “情熱” は描けるし、らいてうの言葉で雑誌『あなたの暮し』の方向性に改めて気づき、他人のことを “聞く” 姿勢も描ける。そして、改心した常子が花山に再度編集長を依頼する流れも自然になる。なぜ、ヒロインの “頑張り” に仕立てなかったのだろう?
あとがき
本作初と言える登場人物が頑張るエピソード。これはこれで、良いと思う。もちろん、無いよりはマシのレベルですが。だからこそ、このネタは、常子に、ヒロインにあげて欲しかったです。だって、未だに常子社長は椅子に座ってるだけですから。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)
花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部
しずこさん 「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 (暮しの手帖 別冊)
大橋鎭子と花森安治 美しき日本人 (PHP文庫)
大橋鎭子と花森安治 戦後日本の「くらし」を創ったふたり (中経の文庫)
花森安治のデザイン
花森安治伝: 日本の暮しをかえた男 (新潮文庫)
花森安治 増補新版: 美しい「暮し」の創始者 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)
★本家の記事のURL →
http://director.blog.shinobi.jp/Entry/8765/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
http://dmesen.seesaa.net/article/440879772.html でも受付けております。
【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109