侠飯~おとこめし~ (第4話・2016/8/5) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『侠飯~おとこめし~』(公式)
第4話『特売肉がA5ランクに変わる侠飯』ラテ欄『特売品の肉で極上のステーキを作る裏技!ポテト×コンビーフで最強つまみが誕生!』の感想。
原作:福澤徹三による小説『侠飯~おとこめし~』シリーズは未読。
良太(柄本時生)は柳刃(生瀬勝久)に命じられ、怪しげな雑貨店に荷物を取りに行く。中ではブラジル人・カルロス(植野行雄)らがサッカーの実況を聴いている。何とか荷物を受け取った良太が中を見ると、白い粉が入っていた。その頃、柳刃がアパートのキッチンの窓を開けると、大家・静香(角替和枝)の姿が。良太の叔父だと説明する柳刃に、静香は廃棄寸前の牛肉を差し出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
本作のアバンでのツカミには、今回も感服だ
第4話の脚本は、第1,3話担当の根本ノンジ氏。演出は、前回に引き続き山口雄也氏。前回のアバンタイトルは、良太(柄本時生)の秘密が同級生たちにバレる話をうまく魅せた。
そして、今回のアバンは雰囲気を一変。いよいよ怖い世界の話に突入するように見せといて、静香(角替和枝)と柳刃(生瀬勝久)のアップの切り返しで、全く先が読めなくなった。ホント、本作のアバンでのツカミにはいつも感服させられる。
お笑い芸人さんの使い方も上手い
オジサン世代には。生瀬さんと角替さんの2ショットってだけで、小劇場の芝居の雰囲気が漂ってきて、普通の会話のシーンでも味わいを感じてしまう。一方のうさんくさいブラジル人役にデニス(お笑いコンビ)の植野行雄さんを起用するベタは配役も、お笑い芸人を上手く活用してる本作らしい面白さ。
「違法な白い粉」で最後まで引っ張る潔さ
そして、前回お馴染の同級生にバレそうになるくだりとTKO(お笑いコンビ)の出番。まあどう考えても「塩」なんだが、良太が「違法な白い粉」と勘違いするくだりが帰宅しても結構な放送尺で続いたのが斬新。
で、ここでネタ晴らしせずに、ステーキ肉を焼くシーンになだれ込むのは、真面目な料理番組の一面で本作らしくて良い流れ。丁度40分番組の半分と言う潔さと、BGMに入っている包丁の切れ味の音が妙にマッチしてるし。
調理過程が柳刃目線で撮影編集されるのも良い
しかし、前回も触れたが料理作りの過程の描き方が本当に良く出来てる。ちゃんと狭い台所で撮影しているように、フライパンの横ギリギリに壁を立てたり。何より料理番組よりも料理が仕上がるまでの過程がわかり易いのがスゴイとこ。その理由は、カメラが調理人の目線で撮影されてるから。
普通は、料理人の対面にカメラがあるのが一般的。だって、撮り易いから。でも、本作は巧みにカメラの向きを変えつつ、常に目線は柳刃になってる。だから、料理のシーンも緊張感が漂う。それに何より簡単に且つ美味そうに作るから親しみ感も半端無い。
「ブラジル産の岩塩」と「特売肉」で "愛の苦言" を…
そして、「ブラジル産の岩塩」と言う超ベタなオチであっさりと終わらせずに、これまた柳刃が大真面目に「ランクなんて関係ない」と、就活で悩む良太への “愛の苦言” がビシッと決まる。いやあ、40分があっと言う間だ。
あとがき
毎回、美味しそうな料理は楽しめるし、生瀬さんたちの絶妙な演技も面白いし、40分と言う放送尺も丁度良い。放送時間が遅いため、土曜日の朝から仕事のある私は録画視聴が多いですが、どんな時間に見ても、お腹が減るのは間違いありません。次回にも期待します。
※8月12日の放送はお休みです。
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テレビ東京 ドラマ「侠飯~おとこめし~」オープニングテーマ『i am hungry』エレファント・カシマシ
テレビ東京 ドラマ「侠飯~おとこめし~」エンディングテーマ『歩み』wacci
侠飯 (文春文庫)
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