はじめまして、愛しています。 (第3話・2016/7/28) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『はじめまして、愛しています。』(公式)
第3話『あなたの、あいを、ためします』の感想。
信次(江口洋介)と美奈(尾野真千子)が、男の子(横山歩)を引き取る日がやって来た。戸籍上正式な親子になれるかは、今後の裁判所の判断だ。そして3日目。聞いていた‘試し行動’が始まる。それは過食や偏食、飲食物のまき散らし、殴ったりかんだりなどの行動で、児童福祉司・真知(余貴美子)によると、里親が受け入れてくれるかどうかを試さずにはいられないのだという。美奈たちは、気が済むまでやらせるよう言われていて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本家の「里親制度を世間に認知させたい」気持ちが…
トイレでの “痔” のネタ等あちらこちらに遊川和彦脚本のクセがあって、万人向けとは言えないが、やはり前回の感想にも書いたように、脚本家は「里親制度」を単純に特殊や奇抜な設定として描くのでなく、「里親制度を世間に認知させたい」との気持ちが第2話よりも、明らかに強まってる。
そのお陰で、クセが薄まって多くの人にテーマが届く作品に近づいてきた。特に前回で気になっていた美奈(尾野真千子)と父、信次(江口洋介)と母の2つの関係も、何となく美奈と信次夫婦の今後に影響を与えそうに見えてきた。この調子でいけば、遊川節での不安材料はかなり減りそうだ。
単純に俳優がいい。演技がいい。
男の子(横山歩)の引き取りのための準備段階として、最初に美奈と信次に襲ってきた “試し行動” に悩み奮闘する夫婦愛を描いた第3話。妻任せ過ぎる信次もラストで大逆転したし、美奈も自分の本心にしっかり向き合い答えを出した。一(はじめ)も僅かだが大きな変化を見せた。真知(余貴美子)の気持ちもわかる。
とにかく、単純に俳優がいい。演技がいい。今のところ本作の最大の魅力はこれだ。そして、今回のように物語がドラマチックに動き出すと、単調に感じたサウンドトラックが逆にいい感じに落ち着かせてくれる。特徴的なトイレのセットも実に計算されていて効果的。これで、最終回のラストが楽しみなドラマになって来た。
あとがき
やはり、物語の歯車が動き出すと面白くなりますね。特に、尾野真千子さん演じる梅田美奈の心の変化と、梅田一の心と体の変化の微妙なずれや同調が、とても良いです。第3話も期待します。
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テレビ朝日系木曜ドラマ『はじめまして、愛しています。』主題歌:理由/槇原敬之
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