とと姉ちゃん (第96回・7/23) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第16週『“あなたの暮し”誕生す』『第96回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
好評を博した『あなたの暮し』創刊号。常子(高畑充希)はもっと雑誌の売り上げをのばすために、直線裁ちの講座を開くことにする。雑誌だけで十分だと考える花山(唐沢寿明)はあまり気乗りしないが、常子は話題作りのためだと計画を推し進める。一方、常子たちの仕事を支えたいと入ってきた水田(伊藤淳史)も全面的に協力し講座当日を迎える。会場内に新聞記者とカメラマンを呼びこむ常子。しかし、そこで見た光景は意外なもので
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
常子が何をやっても "金儲け" にしか見えないのが痛い
洋裁学校が嫌がらせのために大量の応募ハガキを書いて妨害したなんて、郵便事情など考えても完全に絵空事。鞠子(相楽樹)と水田(伊藤淳史)の関係も茶番劇で引き延ばし。
きっと、作り手は、常子(高畑充希)ら三姉妹の最大の苦難到来を描いているつもりだろう。しかし、常子が雑誌を売りたい最大の理由が “金儲け” としてしか描いてこなかったのが、ここにきて完全に裏目に出た。だって、常子が何を言おうと、「お前さんも、自己利益のためにあれもこれもしたではないか!」と思っちゃうから。
本作、厳しいところにきていると思う。あとは、強引に「とと姉ちゃん」として金で家族を支えて何が悪いと描くしかないし、常子が出版を続けることが庶民の幸せにつながると強引に結び付けるしか、常子の好感度を上げる方法はないから。しかし、それをやれば、どんどん過去の話が無意味になると言う矛盾が生まれる。
来週から、更にお手並み拝見するしかない。
あとがき
今日は、これから遅番の仕事なので簡単感想で。なんか、視聴者置いてけぼりで、どんどん話が進んでますね。だから、面白くないんです…。
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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
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