営業部長 吉良奈津子 (第1話/初回15分拡大・2016/7/21) 感想

フジテレビ系・『営業部長 吉良奈津子』(公式)
第1話/初回15分拡大『仕事に育児に…周りは敵ばかり。でも私…負けるのが嫌いです』の感想。
広告代理店の売れっ子クリエーティブディレクターだった奈津子(松嶋菜々子)は、建設会社勤務の浩太郎(原田泰造)と結婚。出産と育児休暇を経て、3年ぶりに職場復帰する。ところが、配属先は広告主の新規開拓をする「営業開発部」。話が違うと常務の斎藤(石丸幹二)に掛け合うが冷たくあしらわれる。その上、一条(DAIGO)はじめ部員は、奈津子を全く信用していない。そんな中、奈津子は元部下の高木(松田龍平)と対立して…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
産休育休明けで職場復帰した女性の共感を得られれば
脚本は、『まっしろ』『遺産争族』等の井上由美子氏。演出は、『救命病棟24時』『GOLD』『極悪がんぼ』等の河毛俊作氏。40歳手前で結婚し、出産と育児休暇を経て3年ぶりに職場復帰した女性の主人公が、様々な問題にぶつかりながら、仕事と家庭を両立させるため奮闘する姿を描く…。
3年もの育休明けの、それも時代の最先端の感覚で勝負していた元クリエーティブディレクターの職場復帰と言う点は新鮮味がある。あとは、松嶋菜々子さんも、いつもお約束のキーキーとうるさくて、妙に力んでてうざくて、高飛車な女役。脇役たちも設定も既視感だらけ。
産休育休明けで職場復帰と言う部分以外は、ほぼすべてどこかで見た感じ。いや、なぜ今のフジテレビが使い古しのネタの焼き直しをするのかの方が、物語の先よりも気になるほどだ。でも、やり方次第で、産休育休明けの職場復帰をした(しようとしている)女性の共感を得られれば、化ける可能性はある。
主人公にメリハリ無し。演出も一本調子
15分も拡大してくれたから、いろんな部分が見えてきた。とにかく、最初に気になったのが主人公・奈津子(松嶋菜々子)の台詞の多さ。それも、似たような内容を何度も繰り返して、率直に言えばウザいくらい。まあ、これは後々で脚本で台詞を減らせば何とかなる。
最大の問題は、主人公に緩急が無いこと。要は、主人公が単調でメリハリがない。職場でも家庭でもどこにいても同じ態度だし同じしゃべり方。俳優の演技も、演出そのものも一本調子。だから、主人公で何を描き魅せたいのか、ちっとも見えてこない。
盛り込み過ぎた設定で、単調な主人公が際立っちゃった
観終えた感想は、主人公の産休育休明けの職場復帰って設定そのものが必要なのかってこと。前の部署で失敗して、新しい部署に配転されただけで良かったのでは?だって、産休だ育休だとか、もと元クリエーティブディレクターだとかによる盛り込み過ぎた設定が、単調な主人公があちこちでドタバタ空回りしているだけに見えちゃう。
正直、30分過ぎには飽きてしまった。抑揚のない主人公のキャラクターと演出、起伏の乏しい予定調和なストーリーを何とかするしかない。
あとがき
もちろん好みの問題ですが、全く生活感もなくOLにも見えないメリハリのない演技の女優さんが、リアルな働く女性の奮闘を演じるのは難しいような。だからこそ、脚本と演出で緩急を付けて盛り上げるしかないのに、そうもなっていません。次回で見極めますが、感想の記事はこのままフェードアウトする可能性もあります。
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