とと姉ちゃん (第91回・7/18) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第16週『“あなたの暮し”誕生す』『第91回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。


昭和21年。終戦から一年が過ぎても、国民の生活は困窮したままだった。常子(高畑充希)と花山(唐沢寿明)は庶民の目線を持って暮らしを変えようと、まずは衣服に関する企画を創刊号の目玉として取り上げることにする。一方、鞠子(相楽樹)と美子(杉咲花)は読者の信頼を得るため、銀座で事務所探し。しかし、肝心の花山は知恵の輪に夢中で一向に考える気配がない。常子たちが困惑していると、綾(阿部純子)が訪ねてきて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

何度も繰り返す映像じゃない。悪夢を蒸し返すだけ

もう止めときゃ良いのに、土曜日の蒸し返し。常子(高畑充希)の何の根拠もない自信での「私となら出来ます」と、何の説得力もない発言に心を動かす花山(唐沢寿明)の図。何度観ても、不自然と不可解が蔓延した世界。三連休の最終日だから、土曜日を見逃した人向けなのかもしれないが、何度も繰り返す映像じゃない。

結論を並べてるだけ

そして、主題歌明け。もう『雑誌編』をどんどん進ませようとする、努力が半端無い。常子らの目指す雑誌の未来の購入対象者が、都合良く自分の状況をご丁寧にプレゼン。1つ目のテーマが「衣服」になるのもあっさり決定。そして、全く年齢不詳の常子が26歳と言うご説明も。ホント、結論を並べてるだけだ。

“常に何でもある” から「常子」だったのか?

まあ、今日は「庶民祭り」と言わんばかりに、常子も花山の「庶民」を連呼。もう、常子と花山が「庶民のための」と口にする度に、物語が捻じ曲がっていく。だって、小橋家と花山家のこのご両家は、戦前~戦中~戦後と、常子らが言う “庶民” に比べれば圧倒的に裕福だったはず。

常子には、常にモノがあり仕事がありお金があったし(だから「常にある子」ってこと?)、花山も仕事を選択する余裕があった。その上、常子は26歳で社長にまでなり花山を雇ってる。これ、今までを知らない視聴者が見たら、『あさが来た』に続く裕福な出生のヒロインに見えやしないだろうか。

三姉妹への信頼は、失墜するばかり…

それに、「いい加減な本を出す方が苦しむことになる」とわざわざ言わせて、常子の仕事への真面目さを強調したかったのだろうが、これでは単純に常子にまだまだ余裕があると言うのを上塗りしただけ。余計に「庶民」から離れた描写。従って、どんどん常子の好感度はダダ下がるばかり。

更に、三姉妹がニコニコ顔の余裕で銀座で事務所探し。これだけでもムカッとするのに、「庶民」の生活は困窮したままだって設定の上で、いやらしい目つきで家賃の値切り交渉をする三姉妹を挿入。読者の信頼を得るために銀座で事務所探しをする鞠子(相楽樹)と美子(杉咲花)も、この知能犯姉妹に私の信頼は失墜した。あーあ。

常子は “行動力の人” なのに、動かない

第88回の感想にも書いたが、第1話での未来の常子は、「人に何かお願いする時は、直接会って話さなきゃ」と部下に指示した “行動力の人” なのだ。だから、今回の花山からの提案をただ待っているのはおかしな話。なのに、今回の終盤で綾(阿部純子)を登場させて、物乞いをさせるような。

もう書くのも面倒だが、どうせ綾も出版社を手伝うに決まってる。いや、これまでの流れで、常子は真っ先に綾の才能を借りたいと考えていなければ不自然だし、即刻に綾に会いに行って仕事の話をしていないのは、完全におかしい。

なんか、小橋一家、いや小橋一族の陰謀に見えてきた…

あとがき

なんか、どうでも良くなってきちゃいました。すぐに動く常子が全然動かず待ちの姿勢になってる時点で、完全に引き伸ばしになってます。引き伸ばせば伸ばすほど、常子のキャラがおかしくなるのに。

今回の放送のあとに、大橋鎭子さんのドキュメンタリー番組を放送しましたね。大橋鎭子さんへの罪滅ぼしでしょうか。全然足りませんけど…

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』

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庶民>『とと姉ちゃん』第91話

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『『あなたの暮らし』誕生す』内容常子(高畑充希)と花山(唐沢寿明)は、庶民のための雑誌を作ることを決意。先ずは、衣服について取り上げることを決める 敬称略 それにしても、酷い描写だよね。 ほんと、常子一族の酷さしか見えてこない。 最悪である。

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