HOPE~期待ゼロの新入社員~ (第1話/初回30分拡大・2016/7/17) 感想

フジテレビ系・『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(公式)
第1話/初回30分拡大『会社の現実に立ち向かえ!コネ入社の最弱ヒーロー』の感想。
なお、原作:制作CJE&M、脚本チョン・ユンジョン、演出キム・ウォンソク『ミセン-未生-』(ドラマ) 及びユン・テホによる小説「ミセン-未生-」(webtoon)は未見で未読。
プロ棋士を目指して囲碁に人生を捧げてきたが、ある事情から夢破れた一ノ瀬(中島裕翔)。そんな息子のため、母・夕紀(朝加真由美)は総合商社の最終採用試験を受けるよう勧める。それは1カ月間、研修生として働いて、合否を決めるというもの。一ノ瀬は渋々働き始めるが、そこは世界を相手にした貿易の戦場。社会経験も学歴もない彼はコピー機の扱い一つにも戸惑い、他の研修生から高卒でコネだと下に見られる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
第1話は、期待ゼロからの大逆転
いつものように「事前情報ほぼゼロ」の上に、ここ最近のフジテレビの連ドラの仕上がり悪さと初回30分拡大と言うあくどいやり方に「期待値ほぼゼロ」で観始めた本作。結論から言うと、いろいろ気になるところはあるものの、期待ゼロからの大逆転と言って良い。
原作が韓国製だろうと、ジャニーズタレントが主役だろうと、面白い作品をつくれば、色眼鏡なしで観る姿勢はある。そんな1人の視聴者を、第1話では裏切ることは無かった。
高卒で卑屈にならず、応援したくなる清々しい主人公
脚本は、『探偵の探偵』『スペシャリスト』等の徳永友一氏。演出は、『世にも奇妙な物語『警部補 古畑任三郎』』等の河野圭太氏。プロの囲碁棋士を目指して挫折した高卒の主人公が、コネで研修生として総合商社で働くことになり、ひたむきに働く姿を描く人間ドラマらしい。
高卒を嘲笑したり軽蔑したりする表現は一般的には嫌悪感を抱く視聴者がいるかもしれない。しかし、その高卒である私自身は特に気にならなかった。むしろ、主人公が高卒であることで卑屈にならずに、囲碁で鍛えた記憶力と洞察力、ひたむきな努力を武器に、懸命に組織の一員になろうとする姿が清々しかった。
メインの3人のやり取りだけでも、見応えがあった
俳優陣も良かった。あちこちのドラマで見慣れた俳優さんたちだが、配役や設定が意外に新鮮味があった。主演の中島裕翔さんは “一ノ瀬歩 ” の設定もあるが、今どきとは違ったちょっと昭和の風貌の好青年に見えたし、自然に応援したくなる主人公を演じてた。
織田課長を演じる遠藤憲一さんも、最近の頭をペコリと下げるキャラとは違ったベタな昭和気質で熱い男を好演。安芸主任を演じた山内圭哉さんも、巨大組織の中でキラリと光るお人好しと一之瀬の良き理解者をうまく演じていた。この3人のやり取りだけでも、本作らしさを感じた。本作、大化けするかも。
あとがき
個人的には、裏番組よりこちらの方が好みに合ってました。やはり、この昭和テイストの熱さとひたむきさが良かったです。今どきの俳優さんたちと昭和的なベタなストーリーを上手く融合させてると思います。次回に期待します。でも、30分拡大はもう止めて欲しいです。それだけでも、観る気を失う人もいると思うんで…
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