刑事7人 第2シリーズ (第1話/初回15分拡大・2016/7/13) 感想

テレビ朝日系・『刑事7人 第2シリーズ』(公式)
第1話/初回15分拡大『スペシャリスト再結集!!未解決事件に空欄50の罠…!!模倣犯からの挑戦状』の感想。
なお、『第1シリーズ』は全話鑑賞済み。※最終回の感想記事
機動捜査隊に異動した天樹(東山紀之)はほぼ24時間態勢で管内をパトロール。ある日、外に置かれた箱から血が流れているとの通報で駆け付けると、中に頭部と胸部から切り離された首だけが入っていた。同地域では3年前にもバラバラ殺人事件があり、未解決のまま。その後も、遺体の一部が入った箱が次々と見つかり、天樹が以前所属していた「捜査一課12係」の沙村(高嶋政宏)らも捜査に加わる。捜査本部が置かれた所轄署の副署長・赤石(菅原大吉)は部下の青山(塚本高史)に12係周辺の動きを見張らせる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本家3人以上、演出家3人のリレー作品
脚本は、『相棒』『ST 赤と白の捜査ファイル』等で数話担当した真野勝成氏。演出は、『新・警視庁捜査一課9係シリーズ』『遺留捜査シリーズ』担当の長谷川康氏。因みに公式サイトには、脚本家が3名ほか、演出家が3名とある。組合せの妙を楽しめるのか、各話バラつきが出るのか?そこが最大の問題なのだが。
捜査するのは7人中で、たった4人だけの第1シーズン
さて、第2シーズンが始まった。第1シーズンの特徴は『刑事7人』と大そうなタイトルを付けておきながら、ほぼ『時間に拘る刑事・天樹悠の事件簿』だったこと。一応、第1シーズンの「刑事7人」の脚本上の役割は以下のよう。
●天樹(東山紀之)⇒1人でガッツリ捜査
●沙村(高嶋政宏)⇒天樹の補助的捜査
●水田(倉科カナ)⇒天樹の補助的捜査
●永沢(鈴木浩介)⇒天樹の補助的捜査
●山下(片岡愛之助)⇒大人の事情で出番は少なく情報共有
●片桐(吉田鋼太郎)⇒大人の事情で出番は少なく情報共有
●堂本(北大路欣也)⇒大人の事情で出番は少なく情報共有
結局、第1シーズンの全9話は、強引にこの形態で終わらせた。そして今回の第2シーズンだが、ちっとも改まった気配すらなかった。いや、むしろ(開き直って)7人の「4:3」の構造を際立たせた感じだ。もう、こうなったら一か八かってところだろうか。
新キャラの加入と沙村のボス化で、大きく前進した
しかし、第2シーズンでは、2つの大きな改定が施された。1つは、青山(塚本高史)の導入。今後の青山が水田らのように「天樹の補助的捜査係」になるのか、もっと「天樹のバディ」に昇格するのかわからないが、少なくとも捜査をする姿を演じる登場人物が増やしたのは懸命な判断だと思う。
もう1つは、沙村の階級が警部補から警部へ昇格し、12係の係長に昇進したこと。これによって、天樹の単独行動を制御するキャラが出来、事実、天樹の単独行動は青山が同行することと相まって、だいぶ「チーム捜査」の雰囲気が出て来た。まあ、8人中4人が捜査し、天樹が以前より飛び抜けていないだけ良くなったと思う。
あとがき
誰のアイデアか知りませんが、天樹の独断&単独行動を抑えるために、新キャラの青山を登場させ、沙村をボスにたのは正解です。これで、落ち着いたサントラと相まって、だいぶ粛々と物語が進む刑事ドラマになりそうです。
メリハリは少な目ですが、大人が楽しめる落ち着いた刑事ドラマになって欲しいです。次回に期待します。
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