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とと姉ちゃん (第83回・7/8) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第14週『常子、出版社を起こす』『第83回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。


水田(伊藤淳史)のおかげで、安い紙を仕入れることができた常子(高畑充希)たち。鞠子(相楽樹)と美子(杉咲花)の三姉妹で力を合わせて作った雑誌は、構想から二か月ようやく完成する。『スタアの装ひ』と名付けたその雑誌を、常子たちは闇市で販売することに。君子(木村多江)も加わり、家族全員で呼びこみを始める。これで大金持ちになれるかもしれないと期待が膨らむ常子たちだが、数日後見た光景は予想外なものだった…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

毎日毎朝観る『朝ドラ』の “魔力”…

冒頭から民放の深夜ドラマの話で恐縮だが、昨夜今期第1弾の連ドラがスタートした。脚本家も演出家も過去作品同様に放送枠に合わせて上手い感じで物語を描いているし、個性的なベテランから若手の俳優たちも好演していた。しかし、なぜか「次回を観たい」と言う気持ちにならなかった。

その理由は、その「感想記事」を読んで頂くとして。なぜ、今回の冒頭でこんなことを書いたのか。

今回のアバンタイトル、利益を独り占めしたい理由で人生を賭けて起業した小橋家が、放送回にして僅か3回目で音を上げ、紙に原稿用紙の枠のような線を引いてるだけで「邁進」していることになり、何とも言えない主人公の笑顔で終わると言う相変わらずの描写不足。

でも、本作には何故か不思議な「次回も観たい」と思える部分がある。それが、怖いモノ見たさなのか、意地なのか、モデルの大橋鎭子さんへのリスペクトなのかわからないが、間違いないのは、「今回こそ」と言う “期待感” と「今回もきっと」と言う “諦め感” が、私の中で絶好のバランスで存在するからだと思う。

これが、毎日毎朝観る『朝ドラ』の “魔力” かもしれない…

本編が始まると “魔力” は、さーっと消え失せてしまう

さて、上で『朝ドラ』の “魔力” について書いてみたが、本編が始まるとその “魔力” は、すべての事柄についての描写不足と、それによる違和感と謎、そして全体に漂う不快感へと変わってしまうのが、本作の不思議なところ。

例えば、君子(木村多江)が配給所の行列に並んでいると娘の起業を褒められ、謙遜してるのを見ても、頭の隅っこで「生活費の蓄えっていくらあるの?」と気になってしまう。

また、今週のストーリーが、本作で私が一番楽しみにしていた常子(高畑充希)が最初の雑誌を作っていく過程なのに、ちっとも興味が湧いてこない。開始4分後には「ゲラ刷り」まで済んでしまっていると言うのもあるが…

本来ならば、「どう言う雑誌を作ろうか?」と真剣で楽しそうな三姉妹の企画会議の様子や、不慣れながら頑張る取材模様、常子がけん引して進める編集工程などが、ほぼ描写無し(描写不足のレベルで無い)で、ざっくりとした語りと大雑把な時間経過で雑誌完成まで辿り着いてしまったからだろう。ここまで僅か6分強とは驚きしかない…

数分で、ゲラ刷りから完売まで進んじゃった

そして、『スタアの装ひ』がどんな雑誌なのか視聴者への提示がないまま、3分後には雑誌が売れ始め、前回の感想で触れた再生速度を早くするオーバークランク(早回し)の効果をここでも乱用して、その1分後には完売しちゃった。せめて、早回しなどせずに購入者の反応なりで、雑誌の中身に触れて欲しかった。

それに、超多忙な出演者だからと、彼女らの出演シーンよりエキストラなどのカットに時間を割くのもどうかと思うが、流石に雑誌が猛烈な勢いで売れていく過程を、テーブルの上の雑誌が減っていくのと、箱にお金が増えていく映像の方が、俳優の演技より尺が長めに感じる編集で処理したのは、安直過ぎやしないだろうか。

これ、超好意的脳内補完によれば、このKT出版第1号の雑誌が1日で完売したのはあくまでもビギナーズラックで、このあと事業が本格化すると取次店等の問題であちこちの書店を手売りする苦労に繋げていくのだろう。だとしたら、もっと丁寧に映像に残した方が良かったような。別に再利用がないならどうでもいいか。

あとがき

きっと、明日はまた一騒動。類似品が登場して、常子たちは大量の在庫を抱えて苦労すると思いきや、いつもの運の良さで花山(唐沢寿明)の助け舟が出るって話なのでしょう。

これまでは時間経過だけは「文字や語り」で補強していたのに、雑誌販売の話になった途端に、時間経過が全く見えてきません。更に、三姉妹の個々の能力の魅力や、常子の出版業界での経験値なども未公開で進んじゃうし、その上今回は妙な “妄想” を挟むから、なんか違和感が。そして、語りでも「女なのに」を連呼したりして…。

基礎工事がガタガタの上に安普請の建物を建てて、「いい家が建ったでしょう」と素人を誤魔化す不動産詐欺とまでは言いませんが、視聴者に対して強引に「女ばかりの一家の長女が、亡き父の代わりに母と2人の妹を守ろうと激動の昭和で奮闘している物語」を押し付け始めてるのが気になります。

先週までは、ただの描写不足と騒動だらけと前後の繋がりのない、登場人物と出演者の好感度を下げるだけの朝ドラだったのに…。どうして、ここへ来て先走るのかなあ。そうそう、この「作品への疑問」こそ、朝ドラ特有の “魔力” なんだと思います。どうしても気になるのです…

追伸:
ここ数回、誤字脱字以上に、内容の部分で誤記載が続き、申し訳ございません。しかし、やさしい読者の方たちが丁寧に間違いを指摘下さるので、本当に助かっています。今後も稚拙な文章ですが、よろしくお願いします。


【追記 2016/7/8 16:25】
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82

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内容闇市で知り合った水田(伊藤淳史)の協力で、紙を手に入れた常子(高畑充希)たち。常子、鞠子(相楽樹)美子(杉咲花)らとアイデアを出し合い“スタアの装ひ”を作っていく。。。 敬称略 ....単純に、鼻につく。 そう。シッカリと、背景、設定などを描いてこなかったから 鼻につくのである。 それ、物語?ドラマ??

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