とと姉ちゃん (第73回・6/27) 感想
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NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第13週『常子、防空演習にいそしむ』『第73回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
昭和19年。戦況はますます悪化し、常子(高畑充希)たちは、物々交換で農作物をもらうため、なけなしの着物を手に農村へと向かう。孫が喜ぶおもちゃとなら交換してもいいと言われ、滝子(大地真央)からもらったママゴト道具はどうかと美子(杉咲花)に聞くが、自分の食糧を減らしてでも替えたくないと言われ、交換を断念する。一方、常子の勤める甲東出版では、五反田(及川光博)だけが召集されず、細々と雑誌作りをしていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
しっかし雑だよなあ…
しっかし雑だよなあ…。戦争を描くのなら描けば良いのに、月曜からいきなり2年の時間経過だもん。目黒の新居で喜んだエピソードの続きがこれかい?もう、私の文体も雑になってしまう程の雑さしか感じないアバンタイトルで始まった第13週。おいおい、もう三か月が経ってるのに、ととが死んだこと以来何もないぞ。
どうせ、明日は物々交換でお涙頂戴でしょ?
こんな散々な状態の本作でも、常子(高畑充希)が就職した頃は、何とか「とと姉ちゃん」として金を稼ぎ家族を支えようとした話になったのに、先週の『大地真央大劇場』ですっかり存在感を失った常子が、週明けから「稼ぐ」話から「物々交換」の話になっちゃった。
と思ったら、急に甲東出版のシーンですっとばした時間を五反田(及川光博)が説明大会。続いて、鞠子(相楽樹)と美子(杉咲花)の時間経過分を語りで説明。一体、脚本家はこの戦争と言う “騒動” で何を描こうと言うのか。
どうせ、週の前半は、ままごと道具と物々交換で手に入れた食糧を手にして、「戦争は思い出までも奪うのか!」とお涙頂戴して、また時間経過で違う “騒動” を並べるだけだと思うが。
あとがき
ここまでヒロインの「とと姉ちゃん」らしいところを描かずに、更に物語の中に埋没した状態で、どこをどう解釈し捉えれば『とと姉ちゃん』と言うタイトルの朝ドラになるのか脚本家に聞きたいです。
ホント、この朝ドラ、大橋鎭子さんをモチーフにしているつもりなのでしょうか。もっと家族を描かないとダメでしょ。もっと常子を中心にした小橋家を描かないと、面白味を感じることが出来ません。だって、“騒動” の中心にすら、常子がなっていないのですから…
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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』