ゆとりですがなにか (第9話・2016/6/12) 感想

日テレ系・新日曜ドラマ『ゆとりですがなにか』(公式)
第9話『愛する家族の為に』の感想。
書類上、まだ風俗店の経営者だったまりぶ(柳楽優弥)が、恐喝未遂と脅迫の罪で逮捕されてしまう。そのころ、まりぶと暮らすユカ(瑛蓮)は入国管理局の職員を振り切り、赤ん坊を抱いて逃げ出していた。心配する正和(岡田将生)と山路(松坂桃李)は、麻生(吉田鋼太郎)がまりぶの異母兄・政伸(平山浩行)に弁護を依頼したと知る。ところが、まりぶは接見した政伸を拒絶し、乱闘になる。一方、茜(安藤サクラ)が正和の実家に引っ越してくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
相変わらずの宮藤官九郎氏の脚本に脱帽
まず、私もずっと気になっていたあの居酒屋のポスターの謎も、別れた元妻を「多摩美人」と呼ばせるセンスも、相変わらずの宮藤官九郎氏の脚本の脱帽。そして、ビジネスウーマンからちっとも不束者でない新妻に変身した新生・茜(安藤サクラ)も更に魅力的に。
柳楽優弥さんと吉田鋼太郎さんが対峙する場面が印象的
その上、「神様のゆとり」と言う名前の由来のくだりも、ゆとり(島崎遥香)の手紙も意外にセンチメンタルで人生の核心を突いてる。それに、麻生(吉田鋼太郎)とまりぶ(柳楽優弥)の父と息子が対峙するシーンの見応えや、まりぶの異母兄・政伸(平山浩行)らの親子の微妙な距離感の描き方も抜群の良さ。
今回は、特に見事な群像劇に仕上がった
そして、シリーズ序盤ではブツ切れとごちゃごちゃにし見えなかった本作が、前回あたりからそして今回は、特に見事な群像劇に仕上がった。とにかく、こんなに大量の登場人物がコロコロと場面を変えて登場し、目まぐるしい程にエピソードが切り替わり続けるのに、ちゃーんと1人1人の個性が輝いて見える。
その上、ごく普通の日常会話のように聞こえて、キラキラと光るような台詞の数々も本当に魅力的。良く出来たドラマなのに、なんで視聴率が低いのか…。それにしても、今回はこの一見ブツ切れの物語を見事に「愛する家族の為に」で括ったものだと感心してしまった。
あとがき
今回は、“俳優・柳楽優弥” の演技の底力をまざまざと見せつけた放送回でした。吉田鋼太郎さんと対峙する場面も感動の嵐。そして、ついにこの愛すべき人たちとも次週の最終回でお別れです。何とも言えぬさみしさが…
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【これまでの感想】
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