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とと姉ちゃん (第60回・6/11) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第10週『常子、プロポーズされる』『第60回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。


「今は結婚できません」常子(高畑充希)は、星野(坂口健太郎)からのプロポーズを断る。自分を後回しにして他人のために全力で走る性格だから、結婚よりも家族を選ぶと思っていた。でも、そんな常子だからひかれたのだと感謝を伝え、星野は常子と別れる。出発当日、星野は大学の友人に見送られ、列車に乗り込む。そこに常子の姿はない。列車が鉄橋にさしかかろうとする時、星野は車窓から遠くで一人たたずむ常子の姿を見つける…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

良くも悪くも "結婚より家族を選んだ" ように見えない

「結婚よりも家族を選ぶ」
これを星野(坂口健太郎)が言う度に、これを黙って受け入れる常子(高畑充希)を見る度に、今回のプロポーズが、常子が父親の心に未だに束縛され、その常子の自縛に母子が苦戦を強いられているようにしか映らない。きっと脚本家は、「常子=ととの代わり」を強調するエピソードのつもりなのだろうが。

星野はともかく、常子を魅力的な女性に描いて欲しい

だって、星野が常子に惹かれた部分が “結婚よりも家族を選ぶ” であることも、乳繰り合い中にきちんと描かれたとは言い難い。そもそも、常子の日常描写の中で “結婚よりも家族を選ぶ” が描かれていないのだから仕方ない。

今回の汽車中の星野の常子との回想シーンを見ても、“結婚よりも家族を選ぶ” が恋のきっかけにもなっていなかった。それ程に、この2人のプロポーズは辻褄の合わない中身の薄いエピソードなのに、河原で車中の星野を見送る常子を挿入し、結果的に2度も別れのシーンを入れて、強調・印象付けようとする。

しかし、残念ながら本作は、星野も常子も魅力的に描いているとはお世辞でも言えない。せめて、常子だけでも魅力的に描き共感したくなるキャラクターに仕上げていれば、河原のシーンで泣けたかもしれない。

結局、たった1日で撮影した甘味屋のシーンを細切れにインサートし過ぎたことで、2人の恋愛感情を「結婚」を意識するまでに達していないと視聴者に見せたのが失敗だと思う。まっ、終盤に常子が切ないシーンが続いたが、「家族と離れたくない」が父の束縛にしか見えない時点でどうしようもない。

あとがき

星野が旅立つシーンに、常子がプロポーズを断った日から「二週間後」と言うテロップが右下に入っていましたね。2度描くだけでも強引なのは前述の通りですが、時間経過を挟んだことで、一度区切りを付けた感動(はないのだが、あるとして)をぶり返すと言う意味不明な構成も…。次週は「失業」。大した仕事もしたようなまま…ですか。

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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