とと姉ちゃん (第58回・6/9) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第10週『常子、プロポーズされる』『第58回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
急きょ、大阪の研究室に行くという星野(坂口健太郎)は常子(高畑充希)に結婚してほしいとプロポーズする。突然の告白にぼう然とする常子。柄にもなく熱を出し寝込んでしまう。自分が家族のためにしていることはうっとうしいことなのか。このまま結婚もせず自分を犠牲にする人生でよいのか、布団の中でしゅん巡する常子。そんな折、見舞いに訪れた早乙女(真野恵里菜)から妹たちの面倒を見るべきだと言われ迷いはさらに深くなる
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
セカムズのセンスの良い胸キュン告白を観た後で…
『世界一難しい恋』の感想記事に集中力を使い過ぎた上に、セカムズのあんなセンスの良い胸キュン告白を観た後で、星野(坂口健太郎)の常子(高畑充希)へのプロポーズを見ると、これが同じテレビドラマかと情けなった。と言う訳で、今回は簡単感想で。
脚本家、何を描こうとしてるんだろう?
なぜ、突然に夢の世界が登場したんだろ?そもそも現実もろくに描いてないのに。そして、更に突然に始まった早乙女(真野恵里菜)の「身の上自慢話」と「立派だわ」に失笑してしまった。この脚本家、何を描こうとしてるんだろう?
もっともっと、常子を好印象に描いた方が良い
「家訓」だとか「人生の目標」だとか、文字で見せたり台詞で言わせても、一向に常子(高畑充希)が家族のために頑張ってる姿は描かれず、小橋家4人が互いを気遣い思い合う姿も描かれないのでは、お話にならない。その上最悪なのは、常子が自己チューにしか見えないこと。
何とか「騒動」の順番は間違っていないのが唯一の救いだが、問題は「騒動」を描きっ放しにしてること。そして、それによって常子の印象がどんどん悪くなっていること。全体の 1/3 が終わった時点だから言うが、今後は極力常子を好印象に描いた方が良いと思う。それでなければ、物語に興味を持てない…
あとがき
台詞と語りと短冊の文字で、ヒロインの苦労が描けたらドラマづくりなんて楽なもんですね。ストーリーに意外性もありませんし、映像と音楽も今一つ合致していません。まさに作品全体から不協和音が聞こえてくるような。モチーフになっている大橋鎭子さんが本当にお気の毒です。
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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57