とと姉ちゃん (第52回・6/2) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第9週『常子、初任給をもらう』『第52回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
「この世は所詮、男と女しかいない。だったらうまくやっていくしかない」という滝子(大地真央)の言葉に、常子(高畑充希)は感銘を受ける。迷いが吹っ切れた常子は、男性からの仕事を快諾する。早乙女(真野恵里菜)に止められると、雑用でも必要とされるのであれば受けるべきだと反論する。諦めずに手伝っていれば、いつか女性も評価を受けると力強く説得する。そんな折、常子が待ち望んでいた給料日がとうとうやってきて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「職場でのイジメ」を相談するんじゃないの?
ホント、曖昧な表現ばかりで。冒頭の滝子(大地真央)の言葉も、どう好意的に解釈をしても常子(高畑充希)は感銘を受けるような内容には聞こえない。年配で老舗材木店を切り盛りしている女将としても、フツーのこと。いや、その前に常子が相談するのは「職場でのイジメ」でないのは、話を早く進めたいから?それ以前に、そろそろ森田屋の居候止めたら?
早乙女の怒りの意図が、最後までわからなかった
そして、早乙女(真野恵里菜)の言い分も実に曖昧。一見社内の男尊女卑の対応に怒っているように見えるが、「向こう」とか言ってごまかしてはいるが、早乙女が山岸課長(田口浩正)と言う「上司」の部分より「男」の部分に依存して、自分の立場を誇示しているように見えてしまった。これじゃ、早乙女の意図がわからない。
突然に他人の弁当を覗き込んであれこれ言うのもなあ
弁当屋に住んでいるってだけで、弁当評論家気取りなのもどうかと思うが、どうかと思うのは早乙女が開けたばかりの弁当箱を覗き込んで、中身を外見だけ褒めるシーン。常子の状況が好転しているように見せたいのだろうが、勤めて3か月の今さら入れるシーンだろうか。かと言って、前に入れたら常子の嫌味が増すだけだが。
あとがき
誰かの鶴の一声で物語が一気に動いたり解決したり、初任給で借金を初めて返済しただけで「とと姉ちゃん」が完成したり、これをドラマと言えるのでしょうか。結局、経過や過程は結果に影響を与えないのならば、正に騒動の箇条書きでしかありません。今回の常子と早乙女の仲直りも全く解せない幕引き。ここまでくると、流石に酷すぎませんかねえ。
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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
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第2週『常子、妹のために走る』
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第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
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第4週『常子、編入試験に挑む』
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第5週『常子、新種を発見する』
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第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
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第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
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第9週『常子、初任給をもらう』
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