とと姉ちゃん (第46回・5/26) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第8週『常子、職業婦人になる』『第46回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
タイピストの入社試験当日、常子(高畑充希)は面接で張り切るも、面接官の山岸(田口浩正)たちの失笑を買うばかりで、熱意は空回り。さらに、肝心のタイプの実技試験は行われず、手応えを全く感じられぬまま試験を終える。鞠子(相楽樹)の大学進学という夢をかなえられなかったと落ち込む常子。数日後、合否を伝えるハガキが届く…。そして、3月。常子は卒業式を迎え、級友の綾(阿部純子)や東堂(片桐はいり)に別れを告げる
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
せめて、もう少し自然に笑えるエピソードに…
試験官のあの横柄な態度や今年から実技試験が無くなったとか、ああ描けば視聴者はハラハラドキドキして、合格通知とのギャップで面白いとでも思っているのだろうか。流石に、視聴者を馬鹿にしているように思えてしまった。笑わせようとするのは理解するが、もう少し自然に笑えるエピソードにしてほしい。
称えるほど努力したっけ?
確かに「職業婦人になる」ことは、先週半ばからチラチラと描かれているが、本格的に描いたのは前回が初めて。それも実技試験の訓練や面接試験の練習も殆ど描かれず、周囲の人たちの応援もほぼ無いまま15分が終了したのに、試験後になったら手のひらを反したように慰めと応援の言葉の連呼。称えるほど努力したっけ?
ホント台詞も語りも薄っぺら…
「ささやかな心掛け」の登場も驚く程に唐突。「昔から、そう言う感じ方を大切にしてきたんですが」と常子(高畑充希)は言っていたが、そんな素振りがあったろうか。その上まるで昔の「青年の主張」みたいな「ささやかな心掛けを大切にして、小さな幸せを見出せる人になりたいと思います」と言う中身の無い台詞。ホント台詞も語りも薄っぺら。
15分間に蔓延する違和感の原因は?
15分間に蔓延する違和感の原因は何だろう。多分、毎週のサブタイトルと実在の人物がモチーフになっていることに違いない。だって、サブタイトルがなければ先の内容を予測もしないし、架空の人物であれば過大な期待もせずに済む。しかし、残念ながらもう放送開始から2か月近くが経つ。記憶にあるのは、“とと” が亡くなったことしかないのだが…
あとがき
鯛の大きさの話なんかで、もう笑えませんよ。勉強から採用までが茶番劇みたいにあっと言う間に終わってしまったんですから。ホント、内容が薄っぺら。結局、常子の女学校時代って何があったんだろう???これで「暮しの手帖」の話になるのか心配になってきました。
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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
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第2週『常子、妹のために走る』
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第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
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第4週『常子、編入試験に挑む』
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第5週『常子、新種を発見する』
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第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
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第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
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第8週『常子、職業婦人になる』
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