とと姉ちゃん (第44回・5/24) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第8週『常子、職業婦人になる』『第44回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
滝子(大地真央)のおかげで、危機を脱した常子(高畑充希)たち。だが、改良したチューブ入り歯磨きが突然爆発し始め、事業は失敗に終わる。一方、鞠子(相楽樹)は勇気を振り絞り、君子(木村多江)に大学に進学したいと打ち明ける。人が喜ぶことにやりがいを覚えた常子は、経済的な理由で反対する君子を説得し、自分が就職して鞠子を支えると誓う。少しでも高給取りになるため、常子は急きょ、タイピストを目指すことになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
先週のネタを、火曜日まで引っ張るか?
アバンタイトルの滝子(大地真央)の啖呵を切る姿と、チューブ入り歯磨きの爆発を観て、「火曜日もまだ “騒動” の続きか」と思ったのは言うまでもない。それに、歯磨き作りって1か月もやってたんだ。季節感が無いから2週間くらいのは無いかと思っていた…
歯磨き粉作りの結末も、鉄郎の登場で尻切れ終了…
まあ、それにしても仕出し弁当の作業台の上で、口に入れる歯磨きを作るのは良しとしても、店内中に飛び散った状況を見ているのに、「エヘヘ」で済ませる常子(高畑充希)は “男のように豪快” とでも思えと言うのだろうか。確かに事後に森田屋に謝罪するシーンがあるが、鉄郎(向井理)登場の前振り的な雑な扱いだし…
君子は「親の決めた生き方でなく…」派じゃなかった?
だが、これまで書いたことはこれから書くことに比べれば可愛いイラッだ。違和感のてんこ盛り。まず、私の記憶が正しければ、君子(木村多江)は滝子(大地真央)と娘時代に疎遠になり、最近も母子ゲンカの原因が「あの子たちには、親の決めた生き方ではなく、自分で選んだ生き方を歩んで欲しいんです」ではなかったろうか。
しかし、今回ではなぜか自分の進路を自分で決めた鞠子(相楽樹)のカミングアウトをいったん拒絶。そして瞬間に裏返り。“懐の深い母親” とでも思えと言うのだろうか。
あそこまで君子が言ったら、常子の存在理由が無い
そして、最大の違和感は、鞠子の将来設計を常子が君子にお願いしていたことだ。仮にも常子は “とと” 亡き後の「家長」で無かったか。いくらなんでも君子がここまで言ってしまうと、常子の存在理由が無いし、「とと姉ちゃん」でもなくなってしまう。
結局、今のところは「とと=家族のためにお金を稼ぐ人」と言う表現になっているが、それで良いのか?竹蔵(西島秀俊)の遺言は「金を稼いで家族を支えろ」と言う意味で良いのか?だとしたら、一応既に家族4人で森田屋を手伝ってるし、君子は内職もしているのだが。ととの死に際に常子を励ましたように、鞠子を応援する台詞を常子に言わせないと意味が無いと思うが。
あとがき
語りで、歯磨き作りを「仕事」と言ってました。だから、常子は常子なりに「ととの代わり」をしていると好意的に解釈して下さいってことなんだと思います。そして、こんなバカ騒ぎみたいな騒動も未来に繋がると解釈せよと。無理があり過ぎます。そして自己都合でキャラを変え過ぎです。これは連ドラで一番やってはいけないことだと思います…
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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
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第2週『常子、妹のために走る』
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第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
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第4週『常子、編入試験に挑む』
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第5週『常子、新種を発見する』
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第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
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第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
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第8週『常子、職業婦人になる』
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