99.9‐刑事専門弁護士‐ (第6話・2016/5/22) 感想

TBS系・日曜劇場『99.9‐刑事専門弁護士‐』(公式)
第6話『絶対崩せない証言!!切り札は佐田の過去』の感想。
18年前、検察官だった佐田(香川照之)は資産家令嬢殺人事件の目撃証言をした三枝(平田満)の調書を作成。それが、谷繁(千葉雄大)の父を殺害した可能性が高い三枝が無罪だという根拠とされた。責任を感じる佐田は元上司・十条(中丸新将)に当時の捜査状況を尋ねるが、かわされる。一方、深山(松本潤)は三枝の証言がうそだったという決定的な証拠を発見。ところが、大友(奥田瑛二)が丸川(青木崇高)にある指示を出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
欲張らなくても、2つの事件が単独で面白いのに…
2つの事件をリンクさせようとするから、“脚本上の理由も物語上での整合性上” も、もう1つの事件を作らなきゃいけないのはよーくわかる。敢えて言うなら、今回は前回から引き継いでる事件を含めて3つの事件を一度に解決しようと欲張った。そこまでは、つくり手のチャレンジ精神を(上からだが)評価する。
“小ネタ” の盛り込み過ぎで、事件の面白さが隠れた?
しかし、気になったのは、いつものように、いや、いつも以上に本作らしい “小ネタ” を盛り込んできたこと。確かに、これによって本作らしさは担保(確保)されたと思う。しかし、私が残念に思うのはいつも以上に “小ネタ” を盛り込んできたために、事件の面白さが思ったよりも隠れてしまったことだ。
元々2つの事件が面白いから、「1話1事件」で良くない?
言い換えれば、元々2つの事件が面白いから、わざわざ2つの事件をリンクさせる必要なんて無かったんじゃないかってこと。結果的に、普通に「1話1事件」にしたら良かったと思う。その方が、ドラマとしてタイトになってカッコいいし、1話完結と言うスッキリ感にも繋がったと思う。
深山と佐田の名ライバル&コンビっぷりは見所
ただ、前回も言ったように “本作は「事件」の面白さを見るドラマで無い” のだ。だって、深山(松本潤)だけがピンと来たことが同僚は気づかない設定だが、実際には多くの視聴者が気づいていると思うから。
では、どこが面白いのか?それはズバリ、深山と佐田(香川照之)の名ライバル&コンビっぷりだ。
あとがき
個人的には、事件の検証をするくだりが好きです。そこが唯一、シビアって言うか弁護士ドラマらしいから。もちろん、片桐仁さんの『ピタゴラスイッチ』ネタとか、もはや定番化している Queen の「We Will Rock You」も超面白いんですけどね。流石に “小ネタ” の盛り込み過ぎが仇になっような第6話。
もっと、普通に、いや、敢えて言うなら『MR.BRAIN』や『ATARU』程度に抑えたら良かったと思います。因みに演出は、本シリーズ初演出の岡本伸吾氏。新メンバーのお試しより、手堅く攻めた方が良かったのでは???
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