99.9‐刑事専門弁護士‐ (第5話・2016/5/15) 感想

TBS系・日曜劇場『99.9‐刑事専門弁護士‐』(公式)
第5話『幕は佐田!?繋がった2つの事件~前編』の感想。
検察官・丸川(青木崇高)は検事正・大友(奥田瑛二)から、1998年の資産家令嬢殺人事件の資料に目を通しておくよう命じられる。現在、弁護団から再審請求が出されており、大友はそれを阻止したがっていた。一方、深山(松本潤)と彩乃(榮倉奈々)は、三枝(平田満)という男性を暴行した容疑で逮捕された谷繁(千葉雄大)と接見。ところがその席で、谷繁が「あいつが殺したんだ」とつぶやいて倒れ、そのまま意識不明の重体に陥る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
小ネタや無駄話で、肝心の事件が不明瞭ってのは…
まず、本放送が始まる前の『バレーボール世界最終予選』終了後の数分間の放送直前の番宣が、TBSのお祭り騒ぎ満開になっているのに弾いてしまった。そこから、CMを挟まずに本編スタート。あとは、小ネタの連続。結果的に前後編と言うことで完全に引き延ばし感が蔓延。
前述した直前の番宣を考えれば、次回の冒頭にもご丁寧な前編のあらすじが放送されるから、今回のラストの佐田(香川照之)の過去の謎も次回か。それにしても、事件に無関係な小ネタやエピソードが多くて、肝心の事件が見えづらいのは本末転倒だと思う。
それに、放送直前のお祭り騒ぎっぷりだが、高視聴率の裏には、視聴者の過去の『日曜劇場』の面白さへの期待値も大いに含まれていると思う。もっと落ち着いて内容を精査しても良いような。それをみんなは求めているのではないだろうか。
イマドキに「バー山田」では、わかっちゃうでしょ?
それに、「12=三枝(さえぐさ)=さんし=じゅうに」と言うのは、「バー山田」なんて漢字がついたバーが今どき無いことと、これだけダジャレが連発されれば、「12」が待ち合わせ相手の名前であることは誰だってわかるはず。まあ、本作は「事件」の面白さを見るドラマで無いと前回書いた通りなわけだ。
意外と複雑な事件と背景を、解決編で楽しく魅せるか?
トリックは単純で稚拙でも、事件、と言うより事件を含めた背景は、検事正・大友(奥田瑛二)が登場したり、佐田の過去が絡んでいるらしく、意外に複雑過ぎ。この糸が絡んだような状態を、後編で本作らしさを盛り込みながら、人をほぐして楽しく描けるのかに期待するしかない。
しかし、後編は香川照之さんが登場するから、その辺で俳優陣の芝居が引き締まる可能性はある。ただの小ネタ満載で終わることは無いと思うが、演出が前編と同じ木村ひさし氏だと、回を重ねる毎に、99.9%の有罪率の事件を追い詰めて、真実の0.1%を見つけ出し逆転すると言う緊迫感が感じられなくなってる状況も変わらないってこと。
残念ながら「視聴率=質」ではないようだ
個人的には、もっと硬派なリーガルドラマを期待したが、コミカル過ぎるのは単なる予想外としても、全体に散漫な仕上がりになってるのは否めない。今期の連ドラでは視聴率NO.1だが、益々「視聴率=質」ではないことを実感した、と言うのが今回の一番の感想かもしれない。
あとがき
松本潤さんが、所謂恋バナの「王子さま」でない役を演じるのは、とても新鮮ですし、不思議で知的な雰囲気を持つ、魅惑的なキャラクターになっていると思います。でも、流石に小ネタと無駄話が多過ぎて、引き延ばし感があり過ぎです。が合っていると思います。次回の解決編の仕上がりに期待します。
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