お迎えデス。 (第4話・2016/5/14) 感想

日本テレビ系・土曜ドラマ『お迎えデス。』(公式)
第4話『甘い果実になれ!先生を助けたい…教え子の願いが奇跡を生む!』の感想。
なお、原作:田中メカ「お迎えです。」は未読。
円(福士蒼汰)の熱意が通じ、亮二(竜星涼)が通学を始める。その一方、願いがかない成仏を控えているはずの美樹(野波麻帆)の言動に、円は不審を抱く。そんな中、再び幸(土屋太鳳)の前に現れたストーカーの霊・保(今野浩喜)がこれまでのことをわびるとともに、美樹が‘怨霊化’していると伝えた。円と幸は亮二の元へ急ぐが、そこには既に美樹の姿が。亮二の本心を知った美樹は、自身をコントロールできなくなっていて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
最大の違和感は、幸(土屋太鳳)の必要性がないこと
物語を2週間跨ぎにし、ただのスケベでモテない男の迷惑な話を幽霊の話にして、面白さが一気に右下がりになった本作。今回の第4話は、更にいろんなことが露呈した感じ。その最大の問題が幸(土屋太鳳)の必要性がないこと。そして、それなのに少ない幸の出番に意味を持たせようとするから、物語が歪んでしまう。
超多忙か知らないが、土屋さんの出番を増やすべき
そして、本作を観て毎回不思議なことが2つある。1つは、誰がどう見ても、本作が憑依能力を持つ円(福士蒼汰)とナベシマ(鈴木亮平)がいれば成立する話になっていること。もう1つは、死んでいる人のためと言いつつ、生きている人間たちの問題解決に奔走している物語になっていること。
2つ目については、今回では元教師・美樹(野波麻帆)が問題を起こしているから、若干解決されてはいるが、今後がそうなる保証は何もない。それにしても、やはり最大の問題は幸の存在感の無さと、必要性の無さと、それなのに妙に出番があること。
土屋太鳳さんが超多忙と言う大人の事情で、出番は少ないのに意味ありげなエピソードに絡むが、結局解決するのはほぼ円一人。本作は事前の番宣を含め、どう見ても円と幸のコンビが活躍する物語のはず。なのにこの状態。いっそ、『悪魔くん』みたいに幸を幽霊側にして、円とバディにした方が、整理整頓されて良かったのでは?
あとがき
私は決して土屋太鳳さん推しでなく、むしろ『まれ』の亡霊に未だに悩まされている立場。だとしても、本作を違和感ないドラマにするには、円のバイトの先輩と言う立場の幸をもっとストーリーに活かさないとホント存在意義がありません。それに、ちょこちょこと匂わせる円と幸の恋バナも空騒ぎになるような。
円の家族にも言えることだが、折角キャスティングしたから出番を作るとか、出番があるのに出演シーンが少ないとか、そう言う大人の事情が見えてくる本作。だったら、大人の事情はテレビの中で解決して頂きたい。でないと、もう第4話。このままでは本作そのものが成仏されないまま最終回を迎えるかも。次回に期待します。
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