私 結婚できないんじゃなくて、しないんです (第5話・2016/5/13) 感想

TBSテレビ系・金曜ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(公式)
第5話『甘い果実になれ!』の感想。
なお、原案:水野敬也「スパルタ婚活塾」は既読。
エリ(松井愛莉)が桜井(徳井義実)を追ってきた理由を知りショックを受けたみやび(中谷美紀)は、飲み過ぎた揚げ句、諒太郎(瀬戸康史)と一夜を過ごしてしまう。慌てて「今回のことは事故」と言い訳するみやびだが、諒太郎は「いつかこうなることは分かっていた」と切り返す。事情を知った十倉(藤木直人)は、桜井を諦めて諒太郎を狙えと進言。諒太郎を恋愛対象として見ていなかったみやびだが、次第に彼を意識し始めてしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
“漫画チックでコミカルな演出” に少し変えてきた
演出家が、第3,4話担当の坪井敏雄氏から第1,2話担当だった塚原あゆ子氏も戻ったせいもある。
しかし、映像表現に所謂 “お色気シーン” が多くなったために、そこをリアルに描写すると今期イマイチパッとしない不倫や婚活ドラマと同じになるから、本作は敢えて “漫画チックでコミカルな演出” に少し変えてきた機転の切り替えの速さはお見事。
所々の “古めかしい演出” も意外といい感じ
きっと、前回のラスト(今回の冒頭)のベッドシーンから、第2章と言う位置付けなのだろう。十倉(藤木直人)の天敵である妻・千波(長谷川京子)も登場し、十倉とみやび(中谷美紀)と桜井(徳井義実)の物語の中心メンバーの置かれた状況に変化があった。
しかし、前述した “漫画チックでコミカルな演出” に加えて、全体的に90年代のトレンディードラマ風の、今にしては “古めかしい演出” も所々に入れてきた。また、十倉の私生活も描き始めたことで、だいぶ雰囲気が変わってきた。
中盤以降の “群像劇化” は頂けない
前回も書いた通り、私は本作をみやびが諒太郎(瀬戸康史)で妥協するのでなく、エベレストである桜井をゲットしに行く物語だと思っているから、あくまでも十倉は恋の指南役でみやびはその忠実な教え子の関係でいいと思うし、それを観たい。
しかし、残念ながら今回の中盤以降は、みんなが「結婚」に悩む群像劇に近くなっていた。完全な群像劇になったら本作はおしまいだ。そうなれば、全員でぐちゃぐちゃに絡み合うしか面白味は出ないから。
本作は、そう言うドラマで無いと思う。少なくとも第1話から今回の前半を見る限りでは、「十倉とみやび」「恋の指南役と忠実な教え子」でワンセットで行った方が良い。これ以上、散漫になったらこれまでの面白さが一気に陳腐化する可能性はあると思う。
あとがき
群像劇にだけはして欲しく無いです。もう、それだけ。折角、十分に面白いのにもったいないです。あれこれ俳優の見せ場を作って視聴率稼ぎをしたいのはわかりますが、止めた方が良いと思います。次回に期待します。
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原案:水野敬也「スパルタ婚活塾」(文響社)
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