[読書] 知識ゼロからの名画入門 (永井 龍之介/著・幻冬舎) 感想

知識ゼロからの名画入門
【おススメ度】★★★★

私の評価基準(書籍用)


画商の著者の評価額の理由が解説文になってる本

本書は、テレビ東京『開運! なんでも鑑定団』の鑑定士としても活躍する著者が、世界の名画を画商として現在の評価額を算出し、その評価理由を名画の解説にしたと言う変わり種の本。因みに、著者は画商として、名画の条件を「1.歴史性 2.後世への影響力 3.社会への影響力」と言う。

評価額と理由を対で読むだけで、名画の世界に詳しくなる

画家や絵画の専門家や研究家でなく、絵画の売買を生業としている画商の視点が面白い。特に、名声と評価額が釣り合わないものの解説は、実に腑に落ちる。名画と言えど、やはり時代の流行には勝てないと言ったところ。逆に想像以上の評価額の作品も多数ある。とにかく、評価額と理由を対で読むだけで、名画の世界に詳しくなる。

また、ご存知の通り、本書で紹介されている名画は、言わば名画中の名画で、「市場価格」など当然有り得ない作品たち。そこに値付けするからこその面白さもある。

「画商の目利き入門」として読んでも面白い

著者によると、画商の仕事は大きく2つに分かれると言う。
 1.美の第一発見者になる(画家を見出して、価値を生み出す)
 2.既に価値の決まった絵画を世に普及させる(美の享受者を増やす)

何となくイメージは出来るが、具体的にどんなことをするのか分からなかったが、本書には有名な画商が何人か紹介されている。画家と画商の関係もだんだん見えてくる。普通の絵画入門と言うより、画商の目利き入門的に読んでも面白いと思う。

あとがき

レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』の5,000億円も驚きますが、ゴッホの『ひまわり』が200億円はお安く感じますし、アンディ・ウォーホルの『マリリン・モンロー』の150億円はいいお値段って感じ。葛飾北斎の『富岳三十六景 神奈川沖浪裏』の1億円は安すぎます。名画を値段で見てみるのは、新鮮な視点で面白いと思います。


     

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