99.9‐刑事専門弁護士‐ (第4話・2016/5/8) 感想

TBS系・日曜劇場『99.9‐刑事専門弁護士‐』(公式)
第4話『永遠に証明できない無実!!逆転の一手は』の感想。
会社員・菊池(板尾創路)が、元同僚・井原(ハマカワフミエ)への強制わいせつの容疑で逮捕された。意欲満々の佐田(香川照之)は、深山(松本潤)たちに無罪の証拠を急いで見つけろと指示を出す。実は、菊池は自然エネルギーの分野における世界的な研究者で、佐田は大きなビジネスになると踏んでいたのだ。そんな中、菊池の会社の社長・鵜堂(升毅)が斑目(岸部一徳)と佐田の前に現れ、今回の事件を示談で収めるよう依頼する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
本作は「事件」の面白さを見るドラマで無いのだ
冒頭のバーでのシーンで、会社員・菊池(板尾創路)が元同僚・井原(ハマカワフミエ)を口説いているシーンが無いのに、その後の深山(松本潤)たちの捜査で店長が菊池の口説いた文言をきちんと再現した段階で、どう見ても店長が一枚絡んでるのが分かっちゃうのはダメでしょ。
そして、一事不再理の案件を「美人局」を理由に逆に控訴するってのも、特に深山の敏腕さを物語るほどのものではない。そして、菊池がタクシーのルーフウインカーを見て「緑色のタクシー」の記憶を取り戻したのも偶然。結局、大勢で聞き込みした結果と言えばそうだが、何かもやもやする
ただ、これまでの本作を見ても、トリック自体はすごく稚拙だし、事件そのものも決して複雑で無い。捜査や解決に至るまでの過程も、毎回同じ。だから、本作はそう言う「事件」の面白さを期待するドラマではないと思う。と言うか、第3話を観た後にそう決めた。なぜなら、そこ以外が面白いからだ。
深山と佐田が「いいコンビ」になってる
結局、探偵でも出来そうな調査(捜査)だが、30分過ぎにもやもやが何とか整理され、斑目法律事務所の所長・斑目春彦 (岸部一徳) が連呼する「コンビ」として、佐田(香川照之)本人と斑目所長が動き出してから面白くなった。特に、深山と佐田の違いが明瞭で、結果的に「いいコンビ」になっている。
深山を魅力的に見せようとする空気感が気持ち良い
また、今回秀逸だったのは、究極の “佐田コンプレックス” を持つ企業法務担当弁護士の志賀(藤本隆宏)を解決のくだりに絡めたこと。別に登場させなくても良いのに、志賀が謎解きの過程に加わったことで、その後の佐田らが所属する「刑事専門ルーム」が、菊池の会社の社長・鵜堂(升毅)を落とす話に真実味が出た。
そして、終盤の斑目法律事務所・マネージングパートナー・所長の斑目春彦(岸部一徳)との会話劇もとても良かった。やはり、本作は事件の複雑さよりも、斑目法律事務所のチームワークを見るべきだし、深山を魅力的に見せようとする空気感が気持ち良いし、それが本作の見所でもあると思う。
あとがき
個人的に、一番のツボにハマったのが、深山が事件の真相に閃いた時に言うこの台詞、 「時間がオーバークミコ」と言っていたオチが、終盤の菊池社長の秘書役に大場久美子さんが配役されていると言うネタが良かった。私の中学生時代の(古い!?)永遠のアイドルだから(苦笑)
松本潤さんが、恋バナのドラマに関わっていないだけに新鮮な本作。「王子さま」でない “松潤” はすごく新鮮ですし、不思議で知的な雰囲気を持つ、魅惑的なキャラクターが合っていると思います。
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