お迎えデス。 (第3話・2016/5/7) 感想

日本テレビ系・土曜ドラマ『お迎えデス。』(公式)
第3話『生徒に立ち直って欲しい…教師の願い』の感想。
なお、原作:田中メカ「お迎えです。」は未読。
円(福士蒼汰)と幸(土屋太鳳)が今回成仏させるのは、高校の古典の教師だった美樹(野波麻帆)。荒れた生活をしている卒業生の亮二(竜星涼)のことが気掛かりだという。亮二は円たちと同じ大学の学生で、歓楽街に入り浸っていた。一方、ナベシマ(鈴木亮平)があの世に連れていこうとしていた保(今野浩喜)が幸に一目ぼれ。四十九日まで付き合ってくれと迫る。そんな中、円は亮二とホストクラブに体験入店する羽目になる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
2週跨ぎにしたのは、制作と脚本の大失敗では?
うーん、正直今回は今一つだった。特に脚本。2週跨ぎにしたのは大失敗では?だって、私は面白いと思って知人や当blogで言っても、2週跨ぎはハードル高すぎ。後半から観るのも馬鹿馬鹿しいし。それに、死神界のごたごたななんてどうでもいいこと。他にもホント無駄な描写が多過ぎる。
本作の根幹を揺るがす事態?
今回感じたのは、本当は、もう死にきれない思いを現世に残して成仏できない人を成仏させようって話なのに、保(今野浩喜)の話は、ただのスケベでモテない男の迷惑な話になってる。見た目など面白いのは認めるが、これは本作の根幹を揺るがす事態。このままでは不安しかない…
円の理科系的才能を活用した場面が多くて良かった
ただ、今回良かったのは、これまで以上に円(福士蒼汰)の理科系的才能を活かした描写が多かったこと。ダーツなんかは映像的に分かり易いし、成仏できない人間たちを分析する過程にも十分に活かされている。やはり円のキャラが立ってこないと、幸(土屋太鳳)との関係も見えづらい。ここだけは良かった。
あとがき
本作の物語の骨格は、トラブルを抱えた人の、「トラブルメーカーを何とかして欲しい」と言う願いを叶える「お助けバイトの物語」なのです。それが、たまたま依頼主が幽霊ってだけ。
だから、本作らしさを出すためには、「死」をもっと上手に魅せないとダメ。「死んでいる人」らしく、「生きている人」らしく、もっと映像的な見せ方の工夫が必要ってこと。
安っぽいブルーバックの前でのCG合成だけでは、それは無理。それが出来ていないから、幽霊を見ることが出来る円が孤軍奮闘しているドラマに見えてしまって、結果的に他の部分は無駄に見えちゃう。とにかく、無駄を省いて、「死」を描く。それだけで、かなり良くなると思います。今もそれなりに面白いのですから。
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