グッドパートナー 無敵の弁護士 (第3話・2016/5/5) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』(公式)
第3話『大勝負生き残りをかけた戦』の感想。
猫田(杉本哲太)が担当し、CEOの日向(高橋光臣)と共に上場準備中の企業に最悪の事態が発生。下請け会社の経営母体が暴力団と判明したのだ。このままでは上場審査は通らない。解決には下請け会社に暴力団との関わりを認めさせ、契約を解除するしかない。猫田に駆り出された咲坂(竹野内豊)は下請け会社の社長・滑志田(星田英利)に直談判するが、切り札となる証拠もなく、逆に相手は損害賠償の請求をすると言い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
さて、今回は…
何と、新人アソシエイト弁護士・熱海(賀来賢人)が、先輩で敏腕弁護士・咲坂(竹野内豊)、「夏目先生の言う “顔だけ” ってやつか」と先制パンチで突っ込むシーンで始まった第3話。
第1話は、元夫婦が互いを仕事上の “グッドパートナー” として支え助け合い、クライアントの “グッドパートナー” にもなったと言う期待通りの内容。そして、第2話は、元夫婦が別々の案件でクライアントの “グッドパートナー” であることを描いた少々期待外れな内容だった。さて、今回は…
第2話の進化形、いやビミョーに退化形と言うべきか
今回の上場準備中のクライアント企業が、暴力団が経営母体の下請け会社と縁を切らせる案件については、序盤で相手企業に「暴対法」をちらつかせただけ。その後は、32分過ぎの咲坂と佳恵の娘・みずき(松風理咲)を利用した “ゆすり事件” が発覚するまでぐだぐだコントで一時停止。
ただ、咲坂の案件にみずきが巻き込まれたお蔭で、やっと案件に佳恵(松雪泰子)が関わってきたのは良いこと。
しかし、これはクライアントに発生したアクシデントでなく、元夫婦に発生したアクシデントで正確には話をすり替えてるだけ。でも、今回も咲坂とみずきの微妙な関係をさらりと上手く描いたから、元夫婦の咲坂と佳恵のくだりは面白かった。
佳恵をお笑い担当でなく、“元妻” で活かして欲しい
結局、今回がビミョーな退化形になったのは、契約企業と元夫婦に起きたアクシデントを別々に描くから、結果的に佳恵に弁護士らしい活躍シーンが無く、ただのお笑い担当になったこと。
咲坂と佳恵が今でも夫婦ならこんな関係性でも良いと思うが、本作が描くべきは、夫婦生活は破たんした “元夫婦” だからこそ相手のことをだれよりも理解する仕事上の “グッドパートナー” になってる部分ではないだろうか。もう少しコミカルな部分と弁護士の仕事の脚本上の強弱と演出上のさじ加減を変えた方が良いと思う。
あとがき
フジテレビテレ朝が「クールでコミカルな法務&ホームドラマ」と言うからこそ、娘が登場するわけで、そこを上手く利用して、咲坂と佳恵の仕事とプライベートのギャップを魅せてこそ本作の本当の面白さが出て来ると思います。普通の弁護士モノとしても、咲坂と佳恵の会話劇としても面白いとは思いますが、ホントに観たいのはこれではないのです…。次回に期待します。
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