お迎えデス。 (第2話・2016/4/30) 感想

日本テレビ系・土曜ドラマ『お迎えデス。』(公式)
第2話『幽霊の片想い…言えなかった言葉を今』の感想。
なお、原作:田中メカ「お迎えです。」は未読。
円(福士蒼汰)と幸(土屋太鳳)が今回成仏させるのは、病気で亡くなった14歳の和弥(加部亜門)。看護師の瑞江(比嘉愛未)と交わした、観覧車に乗る約束を果たしたいという。そこで、和弥が憑依(ひょうい)するのを前提に、円が瑞江に一緒に観覧車に乗ってほしいと頼むが、恋人がいるからと断られてしまう。一方、幸の部屋には円の元同級生・千里(門脇麦)の霊が住み着いていた。そんな中、瑞江が突然、観覧車デートに応じる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
中盤以降は、耳触りの音楽も少な目に…
演出は第1話に続き、南雲聖一氏。相変わらず音楽による過剰演出が耳障りで、一部の滑舌の良くない俳優の台詞も聞き取り難い本作。ここが変わるだけでも、だいぶ大人も楽しめる作品になると思うんだが、放送枠を考えると厳しいか…。ただ、今回は中盤以降だいぶ音楽が小さくなったから、是非この方向でお願いしたい。
物語は、心臓病で長期入院した末に亡くなった14歳の和弥(加部亜門)は、担当看護師・瑞江(比嘉愛未)との「一緒に観覧車に乗る」と言う約束が心残りで成仏できずにいた…
良く出来てる。観覧車だけの一石二鳥の解決ストーリー
本作って、序盤で物語の結末が提示されちゃう構成だ。今回なら和弥の成仏出来ない理由を叶えること。だから、必然的に物語はそこへ向かって進むだけ。もちろん、面白おかしく感動的に。「一緒に観覧車に乗る」と言う約束を直球で描くか、捻って叶えるか、それだけなのだ。
その意味では、看護師の瑞江の恋の悩みを解決しつつ、和弥の願いも、観覧車だけで一石二鳥の解決ストーリーは実に良く出来てる。特に和弥のラストメッセージの手作り垂れ幕…
この垂れ幕で和弥の願いも叶えられ、瑞江の恋も仕事も一応成就すると言う、意外な程に良く出来てる大団円のハッピーエンド。この位に物語に安定感があると、次回も安心して観られると思う。
どっちで魅せる?感動的物語 or コミカルな登場人物
気になるのは、ちょこちょこと描かれる幸の過去や幸の元同級生・千里(門脇麦)の霊のくだりと、ナベシマ(鈴木亮平)とゆずこ(濱田ここね)ら死神たちの存在理由。正直、本編のストーリーには、死神がアルバイトであることすらもほぼ無関係で進んでいるから、話の腰を折る役目しかしていない状態が痛い。
感動的な物語で魅せるのか、コミカルな登場人物で魅せるのか、ここがハッキリしていない。私は前者で推し進めた方が、一部の俳優に対する嫌悪感も無くなるし良いと思う。次回、お手並み拝見と言うところだ。
あとがき
期待せずに観た第2話ですが、ゲストの比嘉愛未さんの看護師役の大好演もあって、普通に面白かったですし感動もありました。あとは、登場人物を交通整理して、ゲストを前面に出したら良いと思います。もう少しユーモアがあっても良いかも知れませんが、欲張りは禁物なので、まずは正常進化を期待します。
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【これまでの感想】
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