不機嫌な果実 (第1話・2016/4/29) 感想

テレビ朝日系・金曜ナイトドラマ『不機嫌な果実』(公式)
第1話『林真理子の衝撃ベストセラー!!妻たちの恋夫への復讐』の感想。
なお、原作:林真理子「不機嫌な果実」は未読、過去の映像作品も未見。
麻也子(栗山千明)は5年前に航一(稲垣吾郎)と結婚したが、航一は麻也子に関心を示さず、3年ほど前からセックスレスが続いている。麻也子には、離婚してワインバーを開いた久美(高梨臨)や、夫と息子がありながら若い男と恋愛中の玲子(橋本マナミ)ら友人たちの暮らしがまぶしく見える。航一との結婚を後悔し始め、元交際相手の野村(成宮寛貴)と会う約束をした麻也子は、久美の店で知り合った通彦(市原隼人)と偶然、再会する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
キャストと配役が、今一つ…
潔癖でマザコン夫や遊び慣れた広告マンは、平成時代にはかなりバブリーなドラマ遅れ感溢れる設定。残りの登場人物たちも、今となっては在り来たりな設定の人物ばかり。稲垣吾郎さんも成宮寛貴さんもハマってると言えばハマってるが、何となく新鮮味は薄い。
逆にある意味、斬新なのは市原隼人さんがピアニスト役ってことだが、これまでの役のイメージが強すぎてピアニストに見えない。あとの女性陣たちは、敢えて言うならビミョーだろうか。でも、これはあくまでも私の好み。普通に見たら、栗山千明さんなんて新鮮な役どころだとは思う。
裸が絡み合っても、内面が描かれないと只の肉弾戦…
不倫は心の内面、心のひだを描いてこそだと思うのだか、確かに麻也子(栗山千明)のモノローグが多用されているにも拘わらず、表面的な言動しか描いていないような気がした。あくまでも説明的なモノローグって感じ。裸と裸がいくら絡み合っても、内面を感じなければ、ただの肉弾戦。色気や艶っぽいのとは対極的な表現だと思う。
この先のストーリーに興味がわかない…
さて、本作の原作が林真理子氏、脚本が『夫のカノジョ』等の江頭美智留氏、演出は『ファースト・クラス』等の樹下直美氏。と言うか、全面的に、林真理子氏の匂いしか感じない。
で、ストーリーも今や使い古されたエピソードや映像ばかりで、番宣などで騒がれた割に私には刺激がなく、「また、こんな感じの画ばかりかぁ」と言う既視感しかなかった。うーん、残念なからこの先のストーリーに興味がわかない…
あとがき
もう少し、今風のテイストを入れたら、安っぽさも隠れて違った雰囲気になると思います。今のままでは、流石に昭和の香りがきつすぎます。第2話も観てみますが、多分、第1話で離脱します。継続視聴の皆さん、楽しんで下さい。
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