早子先生、結婚するって本当ですか? (第1話 初回15分拡大・2016/4/21) 感想

フジテレビ系・『早子先生、結婚するって本当ですか?』(公式)
第1話/初回15分拡大『実家暮らし34歳独身女が幸せ探す物語!笑って泣いて元気が出るドラマ』の感想。
なお、原作:立木早子「早子先生シリーズ」は未読。
34歳の小学校教諭・早子(松下奈緒)は、豆腐店を営む父・辰志(尾藤イサオ)、母・尚子(松坂慶子)と実家暮らし。公私共にそれなりに幸せで、結婚に関しても焦りはない。一方、同僚のミカ(貫地谷しほり)は婚活に励み、音楽教師の梅子(佐藤仁美)を合コンに誘う。そんな中、辰志が倒れて入院した。命に別状はなかったが、早子の妹・風子(川栄李奈)も嫁ぎ先の名古屋から駆け付ける。早子は尚子に店を畳んではどうかと提案する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
また、美人女優が演じるこじらせ女子の婚活ドラマ…
脚本は、『シェアハウスの恋人』『母さん、俺は大丈夫(2015年24時間テレビドラマスペシャル』等の水橋文美江氏。演出は3人体制で、第1話は『若者たち2014』『ようこそ、わが家へ』等の中江功氏。結婚に無関心だった34歳独身の体育会系小学校教師が、突然の父の入院をきっかけに、婚活に奮闘するドラマらしい。
基本的に、誰が見てもお美しい女優さんが、結婚できないこじらせ女子の婚活ストーリーには、ぼちぼち満腹感を感じている上に、生活感を全く感じさせない芸能人オーラ出しまくりの女優さんが生活感溢れる家庭的ドラマを演じるのも、そんな女優さんの筆頭格である松下奈緒さんも苦手な私。さて、本作は…
主人公の公私を描き分け、群像劇に埋没するのを防ごう
主人公を一生懸命に描いているのは理解するし、モノローグや独り芝居が多いのも効果的だと思う。ただ、登場人物たちが早子(松下奈緒)とその両親以外はほぼ同僚の教師ばかり。脇役は個性派俳優揃いでそれぞれお似合いのキャラ設定で動いているが、動いてるだけと言うより、互いに「先生」って呼び合ってる印象しかない。
特に主人公の描き方が問題。場面は自宅と学校を行ったり来たりするものの、どこにいても同じ印象。教師たちを演じる俳優を見ても、群像劇になる可能性は大きい。となると、今のままでは確実に主人公が埋没する。どうして、誰でも良いから主人公にピッタリ寄り添う強烈なキャラを創造したら良かったのに。
だって、こんなに暇な小学校教師なんてあり得ない架空のお話を創り出したのだから、妙なリアリティーに拘らずに、強力キャラで主人公の私生活と教師生活、自宅と学校での姿をメリハリ付けて描き分けなければ、主人公の苦悩や葛藤、いや頑張りすら見えてこない。もう一息グッと主人公を突っ込んで描くだけで良いのに…
あとがき
外観は個性的な俳優さんたちが揃った、如何にもフィクションの世界のお話。なのに内容は、どこにも居そうな普通のアラサーぎりぎりの34歳独身女性の婚活奮闘記のブログを単純にドラマ化したような。俳優の外見以外で、架空の中の現実の面白さを魅せて欲しいです。次回も様子見します。
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早子先生、婚活の時間です
早子先生、結婚はまだですか?
早子先生、結婚するって本当ですか? (コミックエッセイの森)
ドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか?」主題歌 chay「それでしあわせ」
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