とと姉ちゃん (第16回・4/21) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』『第16回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
働き口を探し回る君子(木村多江)。だが、断られてばかりでなかなか見つけられずにいた。心配する常子(高畑充希)だが、清(大野拓朗)のことが頭にちらつき、勉強に身が入らない。しかし清は、わざとらしくため息をついては苦労話にかこつけて自慢をしたがるナルシストだった。思っていた人と違う…と思い始める常子だが、清との会話の中で君子の助けになるヒントを得る。常子は急いで祖母・滝子(大地真央)の部屋に向かう…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
小橋3姉妹は居候の割に、炊事は手伝っていないの?
今回こそは楽しくなーれと思って観るのだが、今回のアバンタイトルで見事に撃墜されてしまった。美子(根岸姫奈)が夕飯のおかずを天ぷらだと清(大野拓朗)に聞いたと言う。常子(高畑充希)も初耳の様子。ってことは、1週間、3姉妹は居候の割に炊事は手伝っていないってこと。それでいいのかな、かか様?
本作は、ついにクワドループル(4人)主人公なの?
『あまちゃん』が母子3代、『ごちそうさん』が日本人夫婦、『花子とアン』が腹心の友、『マッサン』が国際結婚の夫婦、『まれ』が両親と娘?、そして『あさが来た』が姉妹。これらが最近の朝ドラで『まれ』以外がヒットしたとされる最大の理由であるダブルやトリプル主人公って類い。
そして、本作はと言えば、「母と3姉妹」のクワドループル(quadruple)主人公とでも言えば良いのだろうか。なぜ、今更こんなことを書くかと言うと、現状がヒロイン・常子(高畑充希)のでなく、小橋家の人々の物語になってやしないかってこと。それでいいのかな、脚本の西田征史先生?
風吹ジュンさんと萬田久子さんの老けメイクは何処へ?
前回の感想で、「60歳と45歳で母子にするなら、老けメイクが貧弱過ぎ」と書いたのだが、今回初登場の森田まつを演じる秋野暢子さんは、若干コント風ではあるもののしっかりと老けメイクを見せてくれた。因みに女性の、女優さんの年齢を言うのも何だが、滝子演じる大地真央さん60歳、秋野さん59歳。
こう言っては何だが、滝子、まつ、かか(=母)・君子(木村多江)で3姉妹と言われても納得のレベル。前作での風吹ジュンさんと萬田久子さんが見事な老けメイクが懐かしい。それでいいのかな、美術メイクさんと大地さん?
あとがき
今日は「とと」の「と」の字も出ぬまま終わるのかと落胆しかけたら、14分過ぎに、常子が滝子に母の就職先探しを手伝いたいと申し出るシーンがありました。これで何とか『とと姉ちゃん』に偽り無しと一安心。やはり、ヒロインの常子で物語を動かさないと面白くありませんから。
それにしても、今回も重隅を突く位しか、物語の展開も進まないし、大きなうねりも感じません。ただただ、新たな登場人物の紹介がポツリポツリと続くだけ。このまま、ヒロインは埋没して小橋家4人家族のお話になってしまうのでしょうか。それでは、何か違うような…
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