ゆとりですがなにか (第1話・2016/4/17) 感想

日テレ系・新日曜ドラマ『ゆとりですがなにか』(公式)
第1話『会社辞めまぁす』の感想。
‘ゆとり第一世代’といわれる1987年生まれの正和(岡田将生)は、本社から系列の居酒屋に出向する前日、‘レンタルおじさん’の麻生(吉田鋼太郎)に後輩に関する愚痴をぶちまける。そして、居合わせた麻生の常連で小学校教師の山路(松坂桃李)とも言葉を交わす。翌日、正和が働く店に、山路が教育実習生・悦子(吉岡里帆)らとやって来た。閉店の後、正和は山路と飲みに行くが、風俗店の客引き・まりぶ(柳楽優弥)が声を掛けてくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「ゆとりあるある」の連続かと思いきや…
脚本は、『11人もいる!』『あまちゃん』『ごめんね青春!』等の宮藤官九郎氏。演出は3人体制で、第1話は『Mother』『Woman』『はなちゃんのみそ汁』『Dr.倫太郎』等の水田伸生氏。要は、映画『なくもんか』『謝罪の王様』の脚本×監督コンビの作品。
観る前は、もっと平均的な「ゆとりあるある」なエピソードの連続のコメディドラマかと思いきや…
“野心なし”“競争意識なし”“協調性なし”の「ゆとり世代」と世間から括られて評価を受ける、特に学年全員が昭和生まれと言う「ゆとり第一世代」の87年生まれ、29歳の男性3人のリアルな日常やストレートな感情を、丁寧に社会派ドラマとして描こうとしている作品のようだ。
45歳のクドカンが、ゆとり世代でゆとり世代を描く
「ゆとり」と呼ばれながらも、実際は仕事、家族、恋に「ゆとり」がない現実の中を、どう必死にもがいて生きているのか、クドカン目線で時に厳しく時に楽しく時に突き放しさえするが、どこかに彼らを信用している愛を感じる。
また、本作に登場するのは、「ゆとり世代」ドンピシャの若手実力派俳優たちが演じる、45歳のクドカンが描く「ゆとり世代」と言うギャップも、面白くなっていくように思う。しかし、今のところは、コミカルなのかシュールなのか社会派なのか少々見え難い。そこが、明瞭になってくるともっと楽しくなると思う。
あとがき
これまでの『新日曜ドラマ』枠と言うよりも、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』から恋愛要素を削ったような雰囲気もありますね。こちらの方が明らかに「ゆとり世代のゆとりのなさ」に直球なドラマになっていて良いです。あとは「笑える」部分と「シリアス」な部分のバランスをどう取っていくか。暫く、観てみようと思います。。
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