火の粉 (第3話・2016/4/16) 感想

東海・フジ系・オトナの土ドラ『火の粉』(公式)
第3話『絶対に知られたくない過去』ラテ欄『今夜告白!?いよいよ明かされる…善人の笑顔の裏側!!』の感想。
なお、原作:雫井脩介「火の粉」は未読。テレ朝系「土曜ワイド劇場(2005)」版は未見。
武内(ユースケ・サンタマリア)が娘のまどか(庄野凛)にジュースを振る舞うのを見た雪見(優香)は、血相を変えてまどかを引き離す。家に戻った雪見は、まどかの腕のあざに気付く。そんな中、雪見は新聞記者・寺西と名乗る男(佐藤隆太)の正体を知る。彼の実名は池本で、武内に無罪判決が下りた一家殺害事件の遺族だった。池本は雪見に、判決は誤審で次の標的は梶間家だと警告。武内の異常な親切心に違和感を覚える雪見は動揺する。
上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本と演出が交替し、ドラマが更に動いて面白い
脚本が第2話までの香坂隆史氏から高橋悠也氏へ、演出も第2話までの森雅弘氏から竹村謙太郎氏へ交替したからか、かなりあれこれエピソードを盛り込んで物語を前進させてきた第3話。
更に、演出担当がサスペンスを得意とする竹村氏になったことで、これまでのナントナク謎が漂うホームドラマからサスペンスドラマらしさが強まり、面白くなってきた。この位、物語が動きつつ、謎が深まると自然と面白くなってくる。
ユースケさんが醸し出す “怪しさ” が凄過ぎる
また、ユースケ・サンタマリアさん演じる武内の何とも言えない “怪しさ” と、どこまでが真実で何が嘘なのかを徹底的に混乱させるような、「見せる部分と見せない部分」の描き分けで魅せる脚本と演出が、こちらのイライラとハラハラを増幅させ、いい感じのサスペンスになってる。
「見せる部分と見せない部分」の描き分けを慎重に
ただ、「見せる部分と見せない部分」を強調するあまり、編集やCM直前の描写が、少し粗っぽいところもなきにしもあらず。ただ、この調子で進んだ方が楽しいドラマになると思う。
あとがき
今週で継続視聴の見極めかなと思っていましたが、楽しくなってきたので、このまま観たいと思います。また、脚本と演出が交替して、昼ドラらしいちょっとチープな感じも薄まって良かったです。それにしても、第3話でユースケ・サンタマリアさんだからこその個性ある作品になっているのは見事だと思います。
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