[読書] 伝え方が9割 2 (佐々木 圭一/著・ダイヤモンド社) 感想

「強いコトバの作り方」に特化した第2弾
当blogの「読書感想の記事」でも星★4つを獲得し、64万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の第2弾。因みに、前作は「なぜ伝え方で結果が変わるのか?」の説明と、結果を変えるための「強いコトバの作り方」が中心だった。
しかし、今作は、結果を変えるための「強いコトバの作り方」に特化し、前作の5つのに3つを加えた8つの技術を図解付きで具体的に説明してある。前作よりも実践的でモヤモヤしたところがないため、とても共感し易いし、単純に読み物としても面白い。
「相手を制御する」的な前作の残念な部分は無い
私が、前作で引っ掛かったのが、「相手を思い通りにコントロールした方が勝ち組だ」的な雰囲気が所々にあったこと。上から目線と言うか、してやったり的な。しかし、今作にはそう言う部分は無い。むしろ、ちょっと面白い言葉遊び的なアプローチで、どう言う言い回しなら相手の心に言葉を残せるかが書いてあるのだ。
実践編が、小手先のテクニック集に見えるのが残念
ただ、実践編とは言いながら、「伝える」対象者の設定が曖昧だったり、単純な小手先のテクニック集的に読めてしまう部分があったのが残念。
しかし、メールのタイトルやメモ書きや、SNS(ブログ含む)で多くの人に心に訴えたい時には、きちんとパターン化された、「イエス」に変える7つの切り口と、「強いコトバ」をつくる8つの技術は実用的。
すぐにでも試したくなるような作例が多いから、まずはやってみようと思う実践派には、第2弾をお勧めする。理論から入りたければ第1弾からと言う本。
あとがき
前作も今作も著者の言いたいことは変わっていません。ただ、切り口が大きく違います。前作は自分の意思を相手により強烈に伝える方法を論理的に説明し、今作は実践的な作例で読書も作ってみようと訴えてる。前作が「参考書」で今作が「問題集」って感じです。2冊読むと理解が深まるのは間違いありません。
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