ドクターカー (第1話・2016/4/7) 感想

読売・日テレ系・新木曜ドラマ『ドクターカー』(公式)
第1話『動く病院が奇跡の救命剛力が初の医者&ママ猛烈イジメられまくる』の感想。
朝城総合病院救命救急センターに採用された医師の一花(剛力彩芽)は、導入されたばかりの「ドクターカー」に配属される。最前線での活躍を希望する一花は、現場での手術も可能なドクターカーに胸が躍る。早速、事故現場への出動要請が入り、一花は張り切るが、想像以上の惨状に足がすくみ、動くことができない。そんな一花を前に、責任者の勇介(中村俊介)は、現場での治療を放棄して、患者を病院に搬送するよう指示する。
上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
いろんな医療ドラマの寄せ集め” 以前って感じか
脚本は、『警視庁捜査一課9係』などの深沢正樹氏。演出は、『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』などの橋本一氏。制作協力はオスカープロモーションで、オスカー所属の剛力彩芽さん、笛木優子さん、内藤理沙さんの3人が3/30放送の『松本清張特別企画 喪失の儀礼』(感想)で共演したばかり。
『2016年4月期 / 春ドラマの期待度』で、“いろんな医療ドラマの寄せ集めって感じが否めません。そして、本作も苦手な女優さんが主演なので視聴は消極的” と書いた本作。しかし、実際はいろんな医療ドラマの寄せ集め感はあまり感じなかった。いや、それ以前の次元って感じ。
肝心の主人公の中身が、全く見えてこない
夜の8時から放送しているような老若男女向けの丁寧過ぎる表現の連続。それも、至って “普通” なことの状況設定をダラダラと描くばかり。“普通” のことはたくさん描くのに、肝心の各登場人物の “特別” の事情は殆ど触れずに話が進んじゃう。
大問題は、主人公の描き方。表面的な現状の説明ばかりで、一花(剛力彩芽)の中身が、心の中身がちっとも見えてこない。医師としての志や拘りも描かないのに、なぜか一花はドクターカーに乗るし、イザって時は超能力を使って主人公らしさを強調って?
不要な設定を無視して、必要な部分を加えるべき
新鮮味のない配役に、好みが分かれる俳優の起用などを隠すために、脇役だけでなく主人公にもあれこれ設定を加えたいのは理解するが、どんな形の医療ドラマだろうと、医師を描くのなら主人公の私生活、特にシングルマザーの設定なんて明らかに不要。
とにかく説明不足だから、ただ怒ってるだけにしか見えない勇介(中村俊介)のことは無駄に謎を引っ張らずに明らかにして、何だかんだやって最後に超能力で存在感を魅せるだけの一花の中身を描くべき。でないと、深夜枠で一番の強敵である睡魔に勝てないと思う。
あとがき
主人公の「天童一花」のポジティブで猪突猛進的な部分は、剛力彩芽さんに重なる部分がありますが、超能力まがいの卓越した診断能力と5歳の息子がいるシングルマザーと言う設定は不釣合いに見えます。普通に、新人研修医がドクターカーに配属され切磋琢磨して成長するって話で良かったような。次回で継続視聴を見極めます。そして先日の『喪失の儀礼』のように、剛力さんは脇役の方が光ると改めて思いました。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-DVD-BOX 剛力彩芽 (出演), 渡部篤郎 (出演)
金田一耕助VS明智小五郎 ふたたび [DVD] 山下智久 (出演), 剛力彩芽 (出演)
LDK [DVD] 剛力彩芽 (出演), 山﨑賢人 (出演)
私の嫌いな探偵 DVD-BOX 剛力彩芽 (出演), 玉木 宏 (出演)
★本家の記事のURL →
http://director.blog.shinobi.jp/Entry/8296/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方は、
http://dmesen.seesaa.net/article/436379662.html でも受付けております。
- 関連記事
-
- 東京センチメンタル (第12話 最終回・2016/4/8) 感想 (2016/04/09)
- とと姉ちゃん (第5回・4/8) 感想 (2016/04/08)
- ドクターカー (第1話・2016/4/7) 感想 (2016/04/08)
- 「あさが来た」最終場面の解釈が波紋、と言う新聞記事に思うこと (2016/04/07)
- とと姉ちゃん (第4回・4/7) 感想 (2016/04/07)