とと姉ちゃん (第3回・4/6) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第1週『常子、父と約束する』『第3回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
「自分が責任をとる」という竹蔵(西島秀俊)。常子(内田未来)は私たちも謝りたいと大迫(ラサール石井)のところへ向かう。事情を説明し謝る常子たち三姉妹と竹蔵。汚した絵を買い取りたいと竹蔵は申し出る。「世間的には価値がなくても、とと(=父)にとっては三人が力を合わせた傑作だから」という竹蔵の言葉に、鉄郎(向井理)はあきれるも、常子たちは嬉しくなる。しかし、無理が重なった竹蔵は、突然結核に倒れてしまう…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ホームドラマとして、いい感じになってきた
前の2回よりも三姉妹が前面に出て来たために、よりホームドラマとしていい感じになった第3回。あとは、竹蔵(西島秀俊)が○○する前に、三姉妹から常子(内田未来)が抜きに出てヒロインの子供時代であることを明確に提示出来れば良いと思う。
子供時代を見ても、今一つピンと来ない理由
本作のモチーフとなった『「暮しの手帖」とわたし』を読んでいるので、余計に感じてしまうことがある。詳しくは、読書感想の記事を読んで欲しいのだが。
第1回の冒頭で常子(高畑充希)が出版社でバリバリ働く女性なのは描かれたが、その大人時代の常子の行動規範的な部分がこの子供時代に築かれるのは誰でも解かると思う。しかし、大人の常子がどう言う人間か解からない状態で、こうして幼少期を描いてもどうもピンと来ない。
子供時代から始まるのは、朝ドラの一つのお約束かもしれないが、もう少し大人時代を描いてから時間軸を遡ると言う構成をしても良かったのではないだろうか。そうすれば、父の生真面目さや母の優しさ、両親が雅俗と大切にしていること、常子が長女としてがんばることが、大人の常子にどう反映するのか見えやすくなると思うのだが。
あとがき
所謂「語り」は少ないに越したことは無いですが、上で書いたピンと来ない原因を補足するために、もう少し「語り」を入れても良いような気がします。もしくは、「実はこの時の記憶が…」的に高畑充希さんの声でモノローグを入れるとか。そうしたら、子供時代を描く必然性も出て来ますし、気を惹くと思うんですが…
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とと姉ちゃん part1―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)
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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
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