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とと姉ちゃん (第2回・4/5) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』公式
第1週『常子、父と約束する』『第2回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。


とと(=父)・竹蔵(西島秀俊)が初めて破った「月に一度皆でお出かけする」という家訓。すねた次女・鞠子(須田琥珀)と三女・美子(川上凛子)は、竹蔵のお得意先の大迫(ラサール石井)が持ってきた絵に落書きをしてしまう。困る常子(内田未来)の前に現れたのは、風来坊の叔父・鉄郎(向井理)だった。鉄郎の出現により、汚した絵がバレてしまう。「本物だ」と動揺する鉄郎。竹蔵は常子が今まで見たことのない表情になる…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

主題歌と切り絵アニメのオープニング映像が秀逸

第2回と言うことで、主題歌とオープニング映像に注目してみた。とにかく宇多田ヒカルさんの書き下ろしの新曲『花束を君に』がすごく良い。花束と人をテーマに明るさと悲しさが同居するあの独特の声がズンと心に響いてくる。

そして、実写映像と合成される切り絵アニメーションが実に印象的。切り絵作家でイラストレーターの辻恵子さん(公式サイト)が手掛ける作品の特徴は、目などの一部の加筆以外は紙の素材の色をそのまま使う作風。従って、紙の質感の違いでも奥行き感が表現されたりしている。

グラフィックデザイナーで『暮しの手帖』の初代編集長でもある花森安治氏が手掛けた、手書きと手作り感が溢れながらもとても洗練されたグラフィックな表紙の雰囲気もあって良いと思う。宇多田さんの歌詞と辻さんの切り絵、どうやらこの先の物語を描いているような部分もあり、今後の展開と合わせて注目したい。

黒澤和子氏の衣装監修にも大注目

注目と言えば、衣装監修の黒澤和子氏も取り上げないと。名匠・黒澤明監督の長女で映画衣装デザイナー。黒澤明監督を始め、山田洋次監督、北野武監督、是枝裕和監督、三池崇史監督、三谷幸喜監督など彼女の才能を認める巨匠は多い。本作の衣装もまだ2回の放送だが、実に色合いと生地の素材感が美しい。衣装にも注目だ。

来週までには、常子をヒロインに確立して欲しい

さて、本編だが、今一つヒロインの子供時代を描いていると言う印象に欠けているのが残念。特に長女と次女の実年齢が近いために、視覚的に区別がつき難いし、脚本も演出も長女だけを別格扱いしているような気がしない。まさか、前作に続いて本作は三姉妹を主人公に描くなんてことは原作?からは考えられない。

だとしたら、早急にヒロインである長女・常子(内田未来)をグイッと持ち上げるべき。現状ではとと(=父)・竹蔵(西島秀俊)の三人娘の域を出ていないから。勝手な想像だが、ととの死を乗り越える常子が「とと姉ちゃん」と呼ばれる来週までにはヒロインを確立しないと、あさとはつの二の舞になる。

まさか、昨日の記事『「あさが来た」平均視聴率、朝ドラとしては今世紀最高、と言う新聞記事への感想』で書いた “当たる朝ドラの共通点:その1「W主人公仕様」” を本作では3人に格上げするなんて考えで無いことを祈る…

あとがき

他のブログなどを読ませて頂くと、朝ドラの常連?メンバーの登場に既視感を感じている人が多いですね。私の朝ドラ歴は3年しかないので、本作で言えばまずラサール石井さんってことになりますが、似たような役柄ではありますが、舞台が違いますので私は気になりません。

それよりも気になるのは、子役(子供)時代のヒロインの個性の乏しさと、ヒロインとして描いているように見えない作風です。まだ、2回目。今後に期待します。

[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝

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【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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