火の粉 (第1話・2016/4/2) 感想

東海・フジ系・オトナの土ドラ『火の粉』(公式)
第1話『隣家に来た善意の殺人者!?』の感想。
なお、原作:雫井脩介「火の粉」は未読。テレ朝系「土曜ワイド劇場(2005)」版は未見。
東京地裁。一家3人殺害事件の裁判で被告・武内(ユースケ・サンタマリア)に無罪判決が下る。それから2年。閑静な住宅街に越した武内は、隣に住む梶間家の主婦・雪見(優香)にあいさつする。だが、雪見は武内に違和感を抱く。雪見は義理の両親・勲(伊武雅刀)、尋恵(朝加真由美)、夫の俊郎(大倉孝二)、娘のまどか(庄野凛)、義祖母の6人家族。その夜、武内は梶間家で勲に会って驚く。勲は武内に無罪を言い渡した当時の裁判長で…。
上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
昼ドラの東海テレビが、新たにつくる連ドラ
脚本は、『無痛~診える眼~』の香坂隆史氏。演出は、『黒猫、ときどき花屋』の森雅弘氏。今作の最大の注目点は、長年昼ドラ(昼の帯ドラマ)の制作をしてきた東海テレビが、制作する週1回全9話の連ドラだと言うことだと思う。
屋内セットでの奥行き感の乏しさ、シーン数の少なさ、ワンカットに多くの人数を入れてカット数を減らす、変なところで手持ちカメラ映像になる、何かと解かり易い演技や音楽などなど、実に昼ドラらしい作風が全編に漂っている。
その作風が正直言うと粗っぽく見えてしまうが、それがサスペンス調らしい緊張感を出している部分もある。かなりテンポの良い展開と解かり易さ、帯ドラマならこの位で丁度良さそうだが、1時間では少々進み過ぎの気もしたし。まあ、週1回の連ドラで数多い深夜ドラマの中で視聴に爪跡を残せるか。次回も観てみようと思う。
あとがき
もう1人の脚本家は『エンジェル・ハート』の高橋悠也さんで、演出家は『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』の竹村謙太郎さんなので、意外と仕上がりが放送回毎に変わる可能性もありますね。土曜の深夜ですから、是非とも個性的な作風を貫いて描いて欲しいです。
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火の粉 (幻冬舎文庫)
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