[読書] 昼のセント酒 (久住 昌之/著, 和泉 晴紀/イラスト・カンゼン) 感想 ※2016年4月期 / 春ドラマ「昼のセント酒」の原作

昼のセント酒
【おススメ度】★★★★

私の評価基準(書籍用)


久住さんならではの観察力と想像力の人間描写

『孤独のグルメ』が5度も連ドラ化され、自身も劇伴を担当し、出演もしていた久住昌之氏が書いた、「昼の銭湯&昼の酒」に拘ったエッセイ。都内の銭湯の入浴記と昼酒のお店探訪がベースになっている。しかし、本作で一番面白いのが、著者らしい観察力と想像力を余すことなく発揮したその場の人間と状況観察の描写。

また、本書が漫画で無いのが素晴らしい。久住氏の文章に添えらえた銭湯にいる数々の魅力的な(実在の)登場人物たちの和泉晴紀氏が描いたイラストが、今度は読者の想像力を掻き立ててくれる。久し振りに声を出して笑ってしまった。これは、漫画化よりも実写ドラマ化が似合う作品だ。

2016年4月からの連ドラ化が楽しみだ

実は、テレビ東京系列で、2016年4月9日(土)から毎週土曜深夜0時20分で連ドラ化(公式)が決定していると言うので、この度読んでみたのだ。

[読書] 昼のセント酒 (久住 昌之/著, 和泉 晴紀/イラスト・カンゼン) 感想 ※2016年4月期 / 春ドラマ「昼のセント酒」の原作

主人公・内海孝之を演じるのは戸次重幸さんで、銭湯シーンには毎週豪華ゲストが登場すそうだ。第1話で主人公と裸の付き合い客を演じるのは温水洋一さん。この写真だけでも十分に面白そう。

[読書] 昼のセント酒 (久住 昌之/著, 和泉 晴紀/イラスト・カンゼン) 感想 ※2016年4月期 / 春ドラマ「昼のセント酒」の原作

銭湯や店の描写がすごく緻密で且つ楽しい

話題を本書に戻そう。本書での描写がすごく緻密で且つ楽しく描かれているのか確信したのが、『第三部 銭湯の親玉参り、北千住(「大黒湯」~居酒屋「ほり川』のくだりだ。北千住には私の実家があり、それなりに地元の銭湯には詳しいほう。私のお気に入りは『タカラ湯の七夕祭り@東京都足立区千住の銭湯』でも触れた「タカラ湯」(公式)だが…

昭和40年代には数多くの銭湯があった北千住で、「タカラ湯」と人気を二分していたのが「大黒湯」。数年前に約20年ぶりに訪れたが、改装前の雰囲気がだいぶ薄れてしまって驚いたのを思い出す。また、居酒屋「ほり川」のある場所の近くにバブル時代にたこ焼き屋があったのも覚えている。それにしても、久住氏には改装前の昭和のままの「大黒湯」を体験して欲しかった。

あとがき

久住流の人物描写で大笑いできる本です。そう言う人が目の前にいるような感覚が楽しめます。全体の構成が、(当然ですが)昼の銭湯→昼のお酒しかないので、その意味では単純ですが、むしろ次の銭湯にはどんな珍客が来るのか、楽しみでしょうがなくなります。人間観察が好きな人に、是非おすすめしたい一冊です。


     

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