ドラマスペシャル「ストレンジャー~バケモノが事件を暴く~」 (2016/3/27) 感想

テレ朝系・スペシャルドラマ『ストレンジャー~バケモノが事件を暴く~』(公式)
『不老不死の男が追う謎の連続殺人!!14年間美少女が隠した約束!?首筋に残された秘密』の感想。
なお、原案:萩尾望都『ポーの一族』(小学館文庫刊)は未読。
ある目的のために現れた不老不死の一族・三杉(香取慎吾)と真理亜(中条あやみ)。知り合いの前島(段田安則)が用意した住まいで身をひそめ暮らす2人だったが、時を同じくして女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。三杉も事件に巻き込まれることに…。さらに現場に居合わせたことで刑事の佐伯(萩原聖人)に疑惑を抱かれる三杉。徐々に一族に迫っていく捜査の手…。時代を越え永遠に生き続ける一族と連続殺人事件の関わりとはー
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
1時間45分を過ぎた辺りから良い感じに…
脚本は、映画『恋するナポリタン~世界で一番おいしい愛され方~(2010)』等の脚本を手掛ける演劇界の異才と言われてる(そうだ)脚本・演出家の鈴木勝秀氏。演出は、『踊る大捜査線』『SP 警視庁警備部警護課第四係』等の本広克行氏。
シリーズ化、もしくは連ドラ化を目論んでいるような、2度ほど挿入されるまとめ映像やレコーダーの故障かと思ってしまったCM前の映像の繰り返し再生など、実に丁寧過ぎる2時間超の構成には、流石に最後までうんざりしてしまった。
しかし、1時間45分を過ぎた辺りから、三杉(香取慎吾)と真理亜(中条あやみ)が動き出して面白くなってきた。そして、漸くサブタイトルの『バケモノが事件を暴く』の意味が分かった。なるほど、こう言う話だったのか…
謎の不老不死の一族を絞り込んで描いた方が…
原作は未読。どうやら、吸血鬼で不老不死の一族の謎めいたファンタジー要素と、いろいろな謎解きのサスペンス要素を合わせた作品を目指したようだ。ただ、全体的に演じている俳優のせいもあるが、刑事の佐伯(萩原聖人)が活躍するサスペンス要素が強過ぎて、全体のファンタジー感が損なわれていたのが残念。
確かに、ファンタジー要素の部分を強調すると出演者のせいもあって、視聴者を絞り込んでしまう可能性を恐れたのかもしれない。しかし、やはり本作は謎の不老不死の一族を中心に且つ絞り込んで描いた方が良かったと思う。きっと、日テレだったら、もっと上手く仕上げたかも…
あとがき
終盤の正味20分は、なかなか雰囲気も出てきて悪くなかったです。全体の世界観も謎解きの部分も、意外に良かった。それだけに、妙な大人の事情的な構成を止めて、スキッと2時間枠に収めたら、もっと良かったと思います。
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