家族の奇跡スペシャルドラマ「ぼくのいのち 生存率0%の病と闘った、ある家族の物語。」 (2016/3/23) 感想

読売&日テレ系・スペシャルドラマ『ぼくのいのち 生存率0%の病と闘った、ある家族の物語。』(公式)
『幼い息子が発症した「ガン」に、母と父、兄弟が励まし合って挑む!これは、家族の愛と涙と笑顔が“希望”をつなぐ実話から生まれた感動の物語。』の感想。
夫婦と3人の息子の幸せな5人家族。しかし、運動が大好きで明るく元気いっぱいだった次男が100万人に1人とも言われる稀なガンの一種『肝芽腫』を発症した。大人でも辛いはずの抗ガン剤治療に気丈に耐え、家族に向かって笑顔さえ見せた。次々と襲いかかる過酷な運命…そして宣告される「2年生存率0%」という残酷なデータ。しかし「どんな事があっても、諦めない!」最後まで希望を持ち続け、見つけた「家族のカタチ」とは?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
兵庫県の16歳の川口祐典さんがモデル
脚本は、『最強のオンナ』『最強のオヤコ』等の吉田則子氏。演出は、映画『おにいちゃんのハナビ』等の国本雅広氏。原作は無いが、テレビ番組『奇跡体験!アンビリバボー』で2009年に紹介された、兵庫県に住む川口家の次男の川口祐典さんがモデルなっており、実話ベースのドラマ。
意外とお涙頂戴仕上げでなく、希望が持てるドラマ
実話が基になって入るものの、ここではテレビドラマとしての感想を書いてみる。まず、観終えて感じたのは、4歳の主人公・川田祐平を演じた横山歩くんを始め俳優さんたちの演技も自然だし、全体が意外とお涙頂戴仕上げになっておらず、希望が持てるエンディング含め、悪くないと思った。
命を授けた責任を全うする姿を、爽やかに描いた
「お前たちはあの子の親だ。親として命を授けた責任がある」
息子のがん治療も万策尽きた時に知った、当時はまだ認知度が低かった「自家末梢血幹細胞移植」を取り入れるか答えが出ずに悩んでいた祐平の母・三千代(木村佳乃)と父・大介(北村一輝)に、三千代の父・憲雄(竜雷太)が自らも苦しい中で若い夫婦に力強く告げるこの台詞が、本作のすべてと言って良いと思う。
本作が描くべきは、家族の奇跡。確かに、いつもの闘病ドラマ(この言い方が正しいかわからないが)のように医師や看護師、周囲の人たちの支え、様々な治療方法など描かれる。
しかし、本作が貫き通して描いたのは、親と子の絆。我が子の生きる強さを信じて、夫婦や祖父母が1つになって命を授けた責任、命の繋がりを全うする姿を爽やかに描いたと思う。
あとがき
強烈な描写や抒情的な表現を極力避けて、俳優さんたちの演技を真正面から捉えて描いた印象が強かったのも良かったです。劇中の川田家の日記をそのまま映像化したような自然体の描写も悪くなかったです。久し振りに、闘病・難病ドラマの類いでは好感が持てた作品でした。
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